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「柴田法則」個別銘柄分析8月第3週
出島 昇
柴田法則個別銘柄分析
柴田罫線をよく知っていただくため、毎週5銘柄の柴田罫線による分析をご紹介します。銘柄は東証1部の銘柄を中心に直近の出来高上位銘柄や話題になっている銘柄、又、柴田罫線の法則がわかり…

「柴田法則」個別銘柄分析8月第3週

2010/8/16
出島昇氏が「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいります。お客様の投資のヒントにお役立てください。
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7731 ニコン 東証1部

8月5日(木)の決算発表で2010年4-6月期の連結決算は最終損益81億の黒字転換。2010年4-9月期の業績見通しを上方修正しました。チャートでみると、2008年12月4日の868円、2009年2月24日の843円を二番底として上昇トレンド(A)を形成し、2009年8月4日の2,010円まで上昇したあとは2009年10月5日の1,442円まで下落し、緩やかな上昇トレンド(B)へ移行しました。この中で2009年11月27日の1,466円を安値に上昇トレンド(C)を形成し、2010年1月15日の2,116円、3月17日の2,210円、4月30日の2,159円と三尊天井を形成して、5月7日の2,002円で売転換が出現し、5月25日の1,636円まで下落しました。そのあと6月4日の1,767円、6月21日の1,747円と小さなダブル天井を作って再下落し、7月22日に1,440円で目先は底打ちとなって、8月6日に1,571円で短期の買転換出現となったところです。このまま上昇しても1,700円台は上値が重いと考えられ、本格的な戻りは6月4日の1,767円を終値で上に抜けてからとなります。

ニコン

8802 三菱地所 東証1部

2008年9月11日の2,480円の高値からリーマンショックを受けて暴落となり、2009年3月9日の863円で底打ちとなりました。ここから2009年3月16日に1,050円で買転換が出現して下降トレンドを上に抜け上昇トレンド(A)を形成して2009年6月15日の1,738円まで上昇しました。そこからもみあって2009年9月11日の1,708円の二番天井をつけて調整入りとなり2009年11月20日の1,239円までの下落となりました。ここを安値に緩やかな上昇トレンド(B)に移行しましたが、2010年4月30日の1,723円をピークに5月7日に1,580円で売転換となり、上昇トレンド(B)を下に切って7月22日の1,153円までの大幅下落となりました。8月5日(木)に、7月末の東京都心5区の平均空室率が2年半ぶりの低下となったことで不動産株が買われ、1,227円で短期の買転換が出現しました。しかし、チャートを見ると2009年6月15日の1,738円、2009年9月11日の1,708円、今年4月30日の1,723円と三山を形成し、2009年11月20日の1,239円を下に切ってしまいましたので戻り売りの形になっているといえます。上昇しても1,400円水準は、1,500円回復は当面厳しい形と思われます。

三菱地所

3105 日清紡ホールディングス 東証1部

8月10日に2011年3月期の連結純利益が前年同期比6.3倍の120億円になりそうだと上方修正発表。チャートを見ると、2008年6月4日の1,438円、2008年7月24日の1,447円とダブル天井となって、9月のリーマンショックを受け暴落となり2008年10月27日の488円で底打ちとなりました。その後は、1,447円を高値の基点、488円を安値の基点とする大きな三角保ち合い(A)を形成しています。2008年10月27日の488円からの上昇が2009年8月4日の1,229円でピークとなり、ここから2009年12月1日の691円までの下落となりました。今年になって4月30日の1,017円まで上昇後、再下落となって5月27日の815円まで下げ、6月14日に短期の買転換となって7月15日の938円まで上昇後もみあって、8月12日に今度は売転換出現となっています。短い間に交互に売買法則が出るのは、保ち合い状態になっていることを意味します。大きな三角保ち合い(A)の中で、少し小さな三角保ち合い(B)となっており、このまま下げると780円水準が下値抵抗ラインとなります。上方修正ながら当面は700円台から900円台の動きになると考えられます。

日清紡ホールディングス

4205 日本ゼオン 東証1部

8月9日発表の2010年4-6月期最終損益43億の黒字(前年同期▲22億)に転じました。自動車エンジン周りに使う特殊ゴムが好調。光学フィルムの販売も増加、11年3月通期の連結業績は売上が前期比△15%の2590億、純利益2.7倍の137億円の見通し。上放れの可能性も。チャートをみると、2007年7月9日の1,354円から下降トレンド(A)を形成し、2008年3月17日の394円まで下落しました。ここから2008年5月8日の573円まで戻したあと再下落となり、角度のやや緩やかな下降トレンド(B)へ移行しました。この中で2008年10月28日の211円で底打ち(1番底)となり、2009年2月23日の241円で二番底となって上昇を開始し、(1)→(2)→(3)と徐々に下値を切り上げる上昇トレンドとなりました。(3)の2009年11月27日の340円からの上昇は上向き先細り三角形の上昇となっており、この中で今年5月26日の494円と7月22日の500円でダブル底をつけて反発となり8月10日に666円の年初来高値更新となって決算発表でいったん材料出尽しとなって、翌日の8月11日に592円で短期の売転換となっています。

日本ゼオン

6752 パナソニック 東証1部

7月29日発表の2010年4-6月期の連結決算は最終損益が436億円の黒字(前年同期は▲の529億)となり、2011年3月期通期の連結業績見通しを上方修正しました。しかし、円高進行で戻り弱く、逆に下値模索動きとなっています。チャートをみてみると、2008年8月6日の2,380円を高値に、9月のリーマンショックで暴落となり、2008年12月17日の1,000円で底打ちとなりました。この水準でもみあって2009年2月24日の1,016円でダブル底のような形となって反発し2009年5月7日の1,510円まで上昇しました。その後は、大きな上下動となって1,000~1,600円のボックス圏の動きとなっています。このボックス圏の中で、今年1月15日に1,585円の高値をつけ、2月28日の1,228円まで下落したあと4月5日の1,480円まで戻るものの、ここがピークとなって短期の下降トレンド(A)を形成しています。この下降トレンドの中で、6月16日の1,288円が戻り天井となって7月29日発表の上方修正にもかかわらず、下値を試す動きとなっています。8月13日は、外資系証券会社の投資判断引き上げで△21円の1,086円となりました。その理由は、三洋電機とパナソニック電工との3社統合でメリットが出てくるとのことです。2008年12月17日の1,000円水準を試す動きといえます。

パナソニック

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