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日米ともに過熱ゾーンに突入
出島 昇
柴田罫線実践教室
株式会社オルタナレッジ「柴田罫線」で分析した提供レポートです。 「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいりま…

日米ともに過熱ゾーンに突入

2010/3/24
出島昇氏が「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいります。お客様の投資のヒントにお役立てください。
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先週は、要注意としたNYダウが1月19日の10,729ドルを突破し、日経平均もSQ清算値を突破

前週末の3月12日(金)はメジャーSQの清算値が10,808円をつけたものの、日経平均はここにタッチすることもなく△86円の10,751円の終値となりました。そのため経験則ではSQ値を越えられないで終わった場合は軟調な展開となることが多いので3月16日~3月17日の日銀の金融政策決定会合の内容によっては材料出尽くしとなって下落も想定してみました。一般的にSQ当日に日経平均がSQ清算値を越えなければ、翌週に軟調となる理由としてはSQ値が高値をつけることで大商いとなって、そこが上値の大きなフシになるからです。売りと買いが大量にあるわけですから、SQ値より大きく下がれば上に先物の買いが大量に残り、買った人はマイナスになっているのでSQ値に株価が近づくといったん清算しようとする力が作用するため、なかなか上にいくことができなくなります。今回は、アメリカの超低金利の長期間維持の確認と日銀の追加の金融緩和策があり、NYダウが連日の高値更新となったことで先高感が生まれ出来高が低水準ながら売り物があまり出なかったことで10,808円のSQ値を上に抜くことができたということです。投資は確率の問題ですからSQ値を下回って日経平均が終わった場合は軟調となりやすい経験則があるということは覚えておくおことが必要です。

先週の予測ではさらに上にいくためにはSQ清算値10,808円を終値でこえなければならないとし、NYダウと金融政策決定会合次第では、いったんの調整入りもよしとしました。しかし、今回は下げたとしてもファンダメンタルズが改善しており買チャンスとなるとしています。

日米ともに過熱ゾーンに突入 -水準訂正による急騰は利食い優先-

NYダウは3月18日(木)は1月19日の10,729ドルをこえる△47ドルの10,733ドルとなってダブル天井のような形になりましたが、翌日は△45ドルの10,779ドルと8連騰となりました。日経平均も10,800円水準が当面のピークとしたところをこえてきました。いつも言いますように相場は上にも下にも行き過ぎがありますので、ここからは買われ過ぎとなってきます。日経平均のチャートには何ら売りの形が出ていませんが、テクニカル指標は騰落レシオを始め各種の指標が過熱感を示しています。日経平均は今回は中低位の個別株まで水準訂正の動きがでてきていますので、理想的は上昇の仕方といえます。最初に日経225を構成する主力の輸出株(特に値ガサハイテク株)が指数を引っ張り、ついで銀行、証券などの内需の主力株が出遅れとして買われ、ここ数日では100円以下の低位株も急騰するという水準訂正が行われています。このような動きが出て一通り水準訂正が行われて一相場終わることになります。上昇の日柄からいうとあと4~5日ぐらいのものですから、この間にNYダウ、日経平均が高値圏の上下動となって水準訂正が続き、何らかの下げのキッカケを待つというパターンが考えられます。

日経平均は当初10,800円がピークの可能性としていましたが、3月17日(水)は10,864円まであって終値は10,846円となり、3月18日(木)は▲102円の10,744円と反落しました。週末は反発して△80円の10,824円でした。日柄からいうとあと4日ほどありますので、NYダウがしっかりしていれば1月15日の10,982円を試すことになります。その場合は主力株でまだ売られすぎの水準まで上昇していないのが、東京エレクトロン(6,000円~6,200円)、野村HD(700円~730円)ですので、もし日経平均がさらに上昇すればピークの一つの目安となります。中低位株の水準訂正は長くても2~3日、早いと1日で終わってしまいますので、急騰して大商いした銘柄は、いったん利益確定がよいといえます。もっと上りそうと考える人は半分だけでも利益確定しておくことです。

今週末は、要注意ポイントの1つ?

週末の3月19日(金)の日本市場は、前日のNYダウが△45ドルの1,779ドルとなって8連騰で連日の年初来高値更新となり、寄り前の外国証券の買い越しも12日連続となったことで、薄商いの中△80円の10,824円で引けました。ここで注意しておかなければならないことは、投資主体別売買動向では、3月第2週(8日~12日)の売り越しとなっておりその額は3,580億円と約1年ぶりの大きさとうことです。メジャーSQの清算がからんでいるので今のところ何ともいえないところがありますが、一応チェックしておくところです。

日経平均の調整のきっかけは、NYダウに注目としていますが、そのNYダウは1月19日の10,729ドルを少し抜くか、抜かないところで当面のピークとしてダブル天井のような形を想定していました。先週末(3月19日)はアメリカ市場での先物・オプションの清算日を向かえ買い先行となって10,819ドルまで上昇し、その後インドが政策金利の引き上げを発表したことをきっかけに下落となって▲37ドルの10,741ドルとなりました。SQ値より安く終わっていますので、10,819ドルを抜くのは難しい形といえます。そうなると高値圏でもみあって日柄を待って調整入りという可能性がでてきました。日経平均は日柄としては4日あり、今週末まで上昇基調となって週末に直近の高値をつけるとピッタリはまるという形になります。日柄(変化日)というのは、その日前後に直近の高値をつける必要があり、そうならなければ次の日柄を探すことになります。4月1日に上場する第一生命の申し込みが3月25日(木)になるので、今週は換金売り圧力もでてくることになります。

(指標)日経平均

前週末の3月12日(金)の終値は△86円の10,751円となって、この日のSQ清算値10,808円をこえることができず引けたことで、先週は軟調となる可能性があるとしました。しかし、3月16日(火)のアメリカでFOMCが超低金利政策の長期維持を明確にしたことで、NYダウは2ヶ月ぶりの高値更新となり、3月17日(水)の日本では日銀の追加の金融緩和策を発表すると後場一段高となって△125円の10,846円とSQ清算値の10,808円を終値でぬけました。3月18日(木)は材料出尽くしやギリシャ支援に不透明感が広がってユーロが下落となり、それをきっかけに日経先物に大量の売りが出て▲102円の10,744円と反落しました。週末の3月19日(金)はアメリカ株高と円安基調から反発となりましたが、3連休を控え上値を追う動きは無く△80円の10,824円で引けました。この日で騰落レシオは127.8%と過熱ゾーンにはってきており、他のテクニカル指標も過熱を示しているものが多く見られます。日柄(変化日)からいうと、このまま上昇基調が続いても今週末は要注意となります。

日経平均

(指標)NYダウ

先週は、NYダウの動きに注目とし1月19日の10,729ドルに対して、この水準まで上昇してダブル天井のようになるのか、それとも2番天井のようになるのかとしました。3月16日(火)はFOMCの声明で超低金利の長期間維持が確認されると買安心感から△43ドルの10,685ドルと続伸しました。上昇の形からは1月19日の10,729ドルを越えるか越えないかのところまであれば売りの形ができあがってくるとしました。NYダウはその後も早期の金融引締め観測が後退で続伸し3月18日(木)は経済指標の改善から△45ドルの10,779ドルと8連騰となって1月19日の10,729ドルを突破してきました。しかし、アメリカ市場のSQ日の3月19日(金)は、寄り付きこそ先物・オプションの清算日を迎え買い先行となって10,819ドルまで上昇するものの、インドが政策金利の引き上げを発表すると反落し▲37ドルの10,741ドルと9日ぶりの下落となりました。今週は、そのまま下落基調となるのか横もみとなったあと下落となるのか注目されます。

NYダウ

(指標)ドル/円

前週末(3月12日)は日銀の追加の金融緩和策への期待と、アメリカの2月の小売売上高が予想を上回ったことでドル買いとなり、91.078円のドル高・円安となりましたが、終値では2月3日の90.971円を抜けませんでした。そのため先週の予測としては日銀の追加の金融緩和策の発表で材料出尽くしとなって、そのあと2~3日の内に円安が止まって円高基調となってもおかしくないとしました。結局、3月17日(水)に日銀の追加の金融緩和策の発表後追加策の規模が不十分との見方から円買いとなって90.032円まで急落しました。ここからいったん反発するものの、終値は90.281円でした。3月18日(木)は一時89.746円まで円が買われましたが、週末(3月19日)はFRBが公定歩合を引き上げるという噂をきっかけにドル買いとなって90.707円まで上昇し、終値は90.509円となりました。今週は、基本は89円~91円のボックスの中でやや円高基調となる可能性があります。

ドル/円

 

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