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第135回ドル売戻し、でもゴールドは上がらず ほか
池水 雄一
他にはない特別な金のレポート Bruceレポート拾い読み!
Bruce(ブルース)レポートとは、金取引の第一人者、一貫して貴金属ディーリングに従事し、世界中のブリオン(貴金属)関係者の間でも名を馳せた池水雄一氏が執筆する、金融会社・貴金属…

第135回ドル売戻し、でもゴールドは上がらず ほか

2017/6/20
金曜日はFOMC後買われていたドルが早くも売り戻されました。しかしゴールドはそれに反応して買い戻されることがなく、1,253ドルと現在の取引レンジの下限あたりでの一週間の終わりになりました。
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図:NY金 先物 (期近)日足チャート
単位:ドル / トロイオンス

出所:マーケットスピードより楽天証券作成

ドル売戻し、でもゴールドは上がらず(2017年6月19日(月)掲載分より)

金曜日はFOMC後買われていたドルが早くも売り戻されました。しかしゴールドはそれに反応して買い戻されることがなく、1,253ドルと現在の取引レンジの下限あたりでの一週間の終わりになりました。ただそのキャッチアップが入るのではないでしょうか。1,250ドルはとりあえずゴールドの下値だと思いますがどうでしょうか。CMEのFed Watchでは9月までの0.25%の再びの金利上げの可能性は16%、12月までは45%となっており、まだ市場はそれほど高い確率で次の利上げが行われるとはみていないようです。歴史的にみてもFRBが市場予想率が50%以下のときに利上げした例はないようです。米10年国債も、昨年11月以来の金利が低い状態(2.15%)であり、これ以上ゴールドだけ大きく売られる環境ではないと思います。

CFTC Commitment of Traders Report as of 13 Jun 2017(2017年6月19日(月)掲載分より)

出所:池水氏のレポートより抜粋

右軸:投資家ポジション(トン)

左軸:ドル建てゴールド価格

投資家ロングポジションは702トンから655トンへ若干の減少。

ドル買戻し続く(2017年6月16日(金)掲載分より)

ドル買いが続いており、それによりドル建てのゴールドは続落。当面の下値と考える1,250ドルに近づいてきました。しかしドル円は109円台後半から111円近くまでドル高円安がすすんでおり、円建ては逆に上昇となっています。ドル高の割りにはゴールドが下がらないというこのところの雰囲気はそのまま。しばらくは盛り上がりにかける相場になりそうですね。(っていうかこれまで盛り上がってないけど。)

パラジウムもようやく少し落ちついてきて足元のリースレートも下がりました。ただ1ヶ月先からのリースレートは以前として高止まりであり、まだ終わったわけではないという気がします。

FRB市場予想通りの0.25%金利下げ(2017年6月15日(木)掲載分より)

FOMCが終了し、日本時間午前3時に市場予想通りの0.25%の利上げが発表されました。マーケットはこの発表にはほとんど反応をしませんでした。やはり織り込み済みでした。

3時半からの議長会見では、今年中にあと1回の利上げ、来年3回という見込み、そしてバランスシート縮小の年内開始という内容でした。インフレに関しては目標の2%にいたっていないが中期的には2%程度で安定するという見込み。

ゴールドは利上げの発表では1,275ドルから一瞬1,280ドルが取引されたようですが、すぐに戻し、その後はほとんど反応を示しませんでしたが、議長会見でのバランスシート縮小への計画が「タカ派」的であるとしてドルが買われ(109円割れから109.60まで戻し)、それに反応してゴールドは売られることになり、1,257ドルまで下げました。その後1,263ドルまで戻しています。円建てでも久しぶりに4,430円まで下げています。とりあえず金利上げが材料なのはこれでおしまいでしょう。ゴールドは1,250-1,290ドルのレンジは変わらず。

パラジウムはちょっと落ち着いてきたようですね。まだ出ていませんが、リースレートも少し下がったのでは。

明暗分かれる貴金属四品(2017年6月14日(水)掲載分より)

FOMC開催中で、特に材料もない中どちらかと言えばロングのポジション調整が続いている感じでしたが、ニューヨークの午後にかけて買い戻しが入りました。FOMC結果待ちということですね。

パラジウムは昨日は少し反落。それでも800ドル台後半で大きく下げることはありませんでした。リースレートも高止まりしており、まだしばらくこの状況は続くのかもしれません。今回のこのパラジウムの急騰、長期的な供給不足がそもそも根底にはあると思うのですが、やはり一部の投資家がSqueezeをかけているという側面もあるのではと思える節もあります。もしそうだとすればいつかはメタルが出てきてこの状況は解消されるとは思いますが、そもそものリースレートのレベルが他のメタルとは違いすぎ、やはり根底の供給不足という側面は否めません。プラチナパラジウム比価は1.0468と限りなくプラチナに近づいています。もう数年前からパラジウムとプラチナは並ぶと言ってきましたが、予想よりも早く、少なくとも瞬間的にはその場面があるかもしれませんね。

貴金属の中ではプラチナとシルバーが頭が重たい展開。金銀比価は75:1を超えて、またシルバーの割安度が大きくなり、ゴールドプラチナスプレッドも340ドルと今年6月につけた過去最高値の345ドルに近づいています。パラジウムとゴールド、シルバーとプラチナで明暗が大きく分かれています。

今晩からFOMC(2017年6月13日(火)掲載分より)

ゴールドは頭が重たい状況が続いています。今晩から始まるFOMCミーティング前にとりあえずのポジション整理が進んでいるような感じですね。利上げはほぼ100%織り込み済みですね。どちらかと言えば注目なのは、金融緩和でFRBが購入してきた国債によって膨れ上がったバランスシートの縮小をどのようにして進めていくのか、という点ですね。年内の保有資産の縮小ということは3月のFOMCで宣言されています。このバランスシート問題ではFRBは日銀の小人バージョンのような感じですね。正直にわが国の方が強烈に心配です。出口戦略が見えないです。それに比べるとFRBは淡々とすすめている感がありますが。FOMC後の政策金利発表は日本時間の木曜日の早朝3時。議長の記者会見が3時半からですね。金利上がることは、もはや織り込み済みなので、それによる大きな動きはないと思います。もしあげなければそれはサプライズとなるでしょうが。

パラジウムは金曜日に爆発して落ち着きどころを探していますが、まだまだ貸借のマーケットはほとんど実効的な貸し手がいないような状況でみんなみてるだけといったところのようです。

今日のビットコイン(2017年6月13日(火)掲載分より)

なんと昨日はほぼ3,000ドル(2888.9751)をつけたようです。そこから反落して2,600ドル台。相変わらずすごい動き。

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