昨日(2016年05月13日)の動向
金曜日に発表された米4月小売売上高は、前月比+1.3%と予想を上回る強い結果でした。消費活動の好転を示す内容で第2四半期GDP上振れ期待もでてきました。欧州時間序盤に当日安値となる108.51円まで下げていた米ドル/円は、指標発表後に109.53円へ反発。5営業日連続の高値更新となりましたが、上値の重さは変わらず、ドル買いの勢力が徐々に衰えるにつれ再び108円半ばに押し戻されました。終値は108.615円(前日比-0.379円)。
一方ユーロは、ドイツの大手農薬企業による米国会社M&Aの噂でユーロ売りが優勢。さらに指標発表後のドル全面高の流れが加わったことで、1.13ドル前半の買いをこなして1.1282ドルまで値を下げました。ユーロ/円は、東京時間午前中の124.12円が高値となり、NY時間午後には、米ドル/円とユーロ/ドルが共に売られた影響で、122.74円まで下落しました。
2016年05月13日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 109.030 | 109.537 | 108.512 | 108.615 |
ユーロ/円 | 124.017 | 124.127 | 122.747 | 122.802 |
豪ドル/円 | 79.818 | 79.873 | 78.889 | 78.939 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2016年05月16日)の展望
【米ドル/円】
米ドル/円は、フィボナッチ・リトレースメントにあたる109.45円(105.51円から4月日銀会合直前の高値111.88円までの61.8%戻し)近辺を高値に、いわゆるトリプルトップを形成しつつあります。米ドル/円がこのレベルより下に位置している間は、ベアトレンド継続と考えます。
レジスタンスは109.54円(2016年05月13日高値圏)、サポートは 107.10円(2016年05月09日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 109.54 | 111.90 | 107.10 | 106.25 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円のレジスタンスは124.64円(2016年05月12日高値圏)、サポートは 121.45円(2016年05月06日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1380ドル(2016年05月13日高値圏)、サポートは 1.1215ドル(2016年04月22日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 124.64 | 126.85 | 121.45 | 119.10 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
レジスタンスは80.65円(2016年05月11日高値圏)、サポートは 78.15円(2016年05月06日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 80.65 | 81.95 | 78.15 | 77.50 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2016年05月16日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2016年05月16日)の主な指標
重要な経済指標の発表はありません。