昨日(2016年05月09日)の動向
月曜日の米ドル/円は、東京時間から買いが優勢で、107円台で値固めをした後、海外時間には、4月28日以来となる108.601円まで上伸。当局の介入を警戒しているわけでなく、先週105円台まで下げて、市場が一応の達成感を味わったことが買戻しにつながったようです。先週の米雇用統計が予想を下回ったなかでも107円台を維持したことも買戻しに傾かせる素地となりました。とはいえ、4月28日というと日銀の逆サプライズ会合で米ドル/円が急落した日です。少なくともこの日の高値111.88円を乗り越えなければ、105円ブレークのリスクが遠ざかったとはいえません。
ブリグジットに関する英ICMの世論調査によると、残留44%に対して離脱支持は46%と優勢になっています。BOEは、ブリグジットが起きた場合、BOEは利下げする可能性を示唆。今週木曜日に、詳しい内容に触れると見られ注目が集まっています。RBAが利下げに続き、BOEも利下げの可能性が出てきたことで、FRBが再利上げを行う環境はさらに厳しくなってきました。金利市場はすでに、12月利上げの可能性が50%まで後退しています。
BOEは会合を年8回に減らすことを決定しました。今年は10月がなくなり、来年は1月,4月,7月,10月が廃止となって年8回になります。
2016年05月09日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 107.229 | 108.601 | 107.125 | 108.292 |
ユーロ/円 | 122.189 | 123.707 | 121.990 | 123.271 |
豪ドル/円 | 78.945 | 79.516 | 78.843 | 79.218 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2016年05月10日)の展望
【米ドル/円】
レジスタンスは111.90円(2016年04月28日高値圏)、サポートは 106.25円(2016年05月04日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 111.90 | 112.80 | 106.25 | 105.51 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
BOEは会合を年8回に減らすことを決定しました。今年は10月がなくなり、来年は1月,4月,7月,10月が廃止となって年8回になります。
ユーロ/円のレジスタンスは126.85円(2016年04月05日高値圏)、サポートは 121.45円(2016年05月06日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1530ドル(2016年05月04日高値圏)、サポートは 1.1347ドル(2016年04月29日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 126.85 | 128.25 | 121.45 | 119.10 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
レジスタンスは80.46円(2016年05月04日高値圏)、サポートは 77.50円(2016年02月11日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 80.46 | 81.95 | 77.50 | 74.45 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2016年05月10日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2016年05月10日)の主な指標
重要な経済指標の発表はありません。