昨日(2016年04月14日)の動向

米ドル/円は109円台前半でこう着。東京時間の日経平均は500円を超す大幅高となりましたが、米ドル/円の高値は109.54円止まりと反発力に欠けました。午後9時26分頃、熊本で震度7を観測する地震が発生したことで、一時108.89円まで下落しましたが、その後買い戻されて前日比ほぼ変わらずの109.346円(前日比-0.011円)で引けました。またこの日は3月の米CPIが発表され、FRBが重視しているコア前年比は、予想をやや下回りました。

ドルは全体的に買戻しが入っており、ユーロは対ドルで昨日の安値を更新して1.1233まで下落しました。この日の米ドル/円の動きも、円安というよりドル高の動きだったといえます。ドル買いは、G20財務相・中央銀行総裁会議や産油国会合の重要イベントに備えたポジション調整とも考えられます。月曜朝のマーケットは大きく動くリスクがありますので注意が必要です。

 

2016年04月14日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 109.321 109.545 108.897 109.346
ユーロ/円 123.249 123.422 122.728 123.155
豪ドル/円 83.670 84.493 83.410 84.125

 

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2016年04月15日)の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は109円台に戻りましたが、トレンドが反転したというより、上値の目途を探っているところと考えた方がよさそうです。最適な売りレベルを確認したら、再び107.50円割れを目指したドル売りがスタートするでしょう。

レジスタンスは109.90円(2016年04月07日高値圏)、サポートは 107.60円(2016年04月07日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 109.90 110.65 107.60 105.15

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

BOEは予想通り政策金利を0.50%に据え置き。BOE議事録では、EU離脱が英経済に及ぼす影響について懸念を示したものの、政策金利については、将来的に下がるより上がる可能性の方が高いとの、従来の主張を保持しました。これを受けてポンド/円は一瞬買い戻されましたが、東京朝ののレベルである155円台には戻れませんでした。

ユーロ/円のレジスタンスは125.85円(2016年04月06日高値圏)、サポートは 122.05円(2016年03月01日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1390ドル(2016年04月13日高値圏)、サポートは 1.1145ドル(2016年03月24日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 125.85 126.85 122.05 119.10

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪3月雇用統計は就業者数が市場予想を大きく上回ったものの、正規雇用ではなくパートタイムの増加がほとんどだったため豪ドルは反応薄でした。

レジスタンスは84.70円(2016年04月05日高値圏)、サポートは 81.05円(2016年04月11日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 84.70 86.70 81.05 80.65

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2016年04月15日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2016年04月15日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
22:15 (米) 3月鉱工業生産(前月比) -0.1% -0.5%
★★ 23:00 (米) 4月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 92.0 91.0
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します