昨日(2015年10月16日)の動向

金曜日の米ドル/円は上昇。東京時間は日経平均の上昇に支えられて119円台を回復し、海外時間に入ってからは10月ミシガン大学消費者態度指数の強い結果を受けて119.659円まで上昇しました。終値は前日比プラス0.614円の119.478円でした。しかし、前週末終値との比較ではマイナス0.731円で、週ベースでは円高が進みました。

ユーロ/円も堅調。米ドル/円の上昇に支えられて海外時間に一時135.984円の高値をつけました。終値は前日比プラス0.356円の135.598円。ただし前週比ではマイナス0.951円で、米ドル/円の下落に伴い円高となりました。

一方ユーロ/ドルは下落。木曜日に1.15ドル台乗せに失敗して以来勢いがなくなり、1.13338ドルまで値を下げました。終値は前日比マイナス0.00276ドルの1.13493ドル。また前週比ではマイナス0.00102ドルで、週ベースではほとんど動きがありませんでした。

2015年10月16日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 118.882 119.659 118.817 119.478
ユーロ/円 135.264 135.984 134.952 135.598
豪ドル/円 87.113 87.326 86.323 86.839

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2015年10月19日)の展望

【米ドル/円】

今週は、21日(水)日本時間深夜のイエレン議長のスピーチが注目材料になるでしょう。FOMCを翌週に控えているため、利上げに関するコメントに市場は敏感に反応すると思われます。

 

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 120.55 121.35 118.05 116.10

 

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

今週は22日(木)にECB理事会が開かれます。市場の関心事は、ECBがいつ追加緩和に踏み切るかということですが、先週ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「追加の政策手段が必要」と発言して以来、早期実施観測が強まっています。このことがユーロ/ドルの頭を重くしているようです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 137.00 139.00 134.95 133.40

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

明日20日9時半にRBA議事録が公表されます。RBAは10月の会合で政策金利を2.0%に据え置きましたが、議事録では、RBAが一段の利下げを検討しているのかどうかがポイントになると考えます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 87.50 88.40 85.05 83.25

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2015年10月19日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2015年10月19日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
23:00 (米) 10月NAHB住宅市場指数 62 62
★★★ 20日 09:30 (豪) RBA金融政策会合議事要旨公表 - -
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します