昨日(2015年9月29日)の動向

米ドル/円は、株価に左右される動きでした。
昨日の日経平均は700円超安下落して、1月19日以来となる17,000円割れとなりました。これを嫌気して米ドル/円は119.249円まで売られましたが、海外時間に日経平均先物が上昇すると共に値を戻して、120.16円と日通し高値をつけました。終値は前日比マイナス0.182円の119.734円でした。

ユーロ/円は、ドイツCPIが予想を下回ったことをきっかけに全体的なユーロ売りが強まり、134.236円まで売られて安値をつけました。ただしその後は値を戻して、前日比ほぼ変わらず、マイナス0.096円の134.722円で引けました。豪ドル円の終値は前日比マイナス0.157円の83.642円でした。

2015年9月29日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 119.885 120.160 119.249 119.734
ユーロ/円 134.807 134.958 134.236 134.722
豪ドル/円 83.747 84.302 82.796 83.642

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2015年9月30日)の展望

【米ドル/円】

明日10月1日の朝に7-9月期日銀短観が発表されます。大企業製造業判断は13と前回(15)を下回る予想です。結果によっては10月末の日銀追加緩和に対する期待が高まることになりそうです。
下値のターゲットは9月4日安値圏の118.50円近辺、上値のターゲットは121.00円近辺になると思います。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 121.25 121.75 119.25 118.50

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

昨日発表されたドイツ9月CPI(速報値)は前月比-0.2%と予想(-0.1%)を下回っただけではなく、今年1月以来のマイナスに落ち込みました。ドラギ総裁はじめECB理事会は、追加緩和に対して慎重姿勢であるものの、データの低迷が続くならば市場からの圧力が高まることが予想されます。
本日はユーロ圏の9月HICPの発表があります。市場予想は前年同月比0.0%(前回+0.1%)。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 135.40 136.15 133.90 133.15

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

これから週末にかけては、中国PMI、豪小売売上高、そして米雇用統計と、豪ドル/円にとっても重要な指標が多く発表されます。
下値のターゲットは今年の安値圏である82.00円近辺、上値のターゲットは9月23日高値圏の85.20円近辺と考えます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 85.20 86.15 83.00 82.00

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2015年9月30日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2015年9月30日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★★ 17:30 (英)4-6月期GDP(確定値)(前期比) 0.7% 0.7%
★★★ 17:30 (英)4-6月期GDP(確定値)(前年同期比) 2.6% 2.6%
★★★ 18:00 (欧)9月HICP(速報値)(前年同月比) 0.0% 0.1%
★★★ 21:15 (米)9月ADP雇用統計(前月比) 19.0万人 19.0万人
★★★ 21:30 (加)7月GDP(前月比) 0.2% 0.5%
★★★ 4:00 (米) イエレン・FRB議長、発言
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します