昨日(2015年9月11日)の動向

米ドル/円は横ばい。東京時間に日経平均の上昇につれる形で120.97円まで買われましたが、121円台に乗せることはできずに、欧州時間には120.35円まで押し戻されました。その後は120.60円を挟んでもみ合いが続きました。終値は前日比ほぼ変わらずの120.61円となりました。

今週は米連邦準備理事会(FRB)が16-17日にFOMCを開きます。
米国が利上げするならば9年ぶりのことになります。多くのトレーダーの方にとっては初めて経験するマーケットになるでしょう。しかし、まだFOMCが利上げを決定するかどうかは五分五分です。利上げするにせよ、見送るにせよ、大きく相場が動く可能性があるので十分注意したいと思います。

2015年9月11日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 120.638 120.970 120.352 120.610
ユーロ/円 136.028 136.923 135.728 136.703
豪ドル/円 85.303 85.601 84.793 85.501

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2015年9月14日)の展望

【米ドル/円】

今週のFOMCで利上げする確率を、市場は50%程度しか織り込んでいません。直前になってまだ半信半疑という状況です。今週は関連ニュースや経済指標に対して神経質に反応することが考えられます。米指標では、FOMCより前に発表される小売売上高、鉱工業生産、そしてCPIにも注意したいと思います。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 121.35 121.75 119.80 118.50

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/ドルが主導するかたちで上昇したユーロ/円は、50日線、100日線、そして200日線をクリアして、先々週分の下げを取り戻す展開となっています。上昇トレンドが高まっていますが、今週はFOMCが控えているので、慎重な取引を心掛けたいと思います。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 136.40 137.60 134.75 132.95

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円も先週月曜日から5日連続で上昇しています。上値のターゲットは9月1日高値圏の86.50円近辺、下値のターゲットは9月10日安値圏の83.25円近辺になるかと思います。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 86.50 87.50 83.25 82.50

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2015年9月14日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2015年9月14日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ (日) 日銀金融政策決定会合 (1日目)
★★ 18:00 (欧) 7月鉱工業生産(前月比) 0.30% -0.40%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します