クロス円買われる。米ドル/円も一時120円台回復。

昨日（2015年9月8日）の動向

昨日119.27円でオープンした米ドル/円は、東京時間は売りが強く118.84円まで下落しました。しかし欧州時間に入ると、一転してポンド/円を中心としたクロス円の買戻しが強まり、120.22円まで上昇。その後120円をはさんだもみあいが続き、119.80レベル円で取引を終えました。
一方ユーロ/ドルは3日連続の上昇となって、先週木曜日以来の1.1200台を回復。この流れに乗ってユーロ/円も値を伸ばし、134.40円の高値をつけました。
今日から明日にかけては政策金利決定会合が集中しています。今夜はBOC（カナダ中央銀行）、明日早朝はRBNZ（NZ準備銀行）、明日夕方にはBOE（英中央銀行）が政策金利を発表します。RBNZは、政策金利（OCR、オフィシャル・キャッシュ・レート）を25ベーシスポイント引き下げて2.75%にすると考えられています。一方、BOCとBOEは据え置きの予定です。

2015年9月8日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	119.271	120.223	118.843	119.807
ユーロ/円	133.196	134.403	132.969	134.202
豪ドル/円	82.581	84.413	82.511	84.074

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2015年9月9日）の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は120円台回復が注目点になるでしょうと昨日このコメント欄で書きました。120.22円まで上昇したことで、第一ステップはクリアしたのではないでしょうか。次は120円台で下値固めができるかどうかに注目したいと思います。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	120.25	121.20	118.50	116.10

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

米ドル/円とユーロ/ドルが共に上昇したことで、ユーロ/円も134円台まで値を戻しています。この勢いで先週木曜日の高値圏となる135円台を目指すかどうかに注目したいと思います。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	135.35	136.40	132.95	131.25

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

全体的なクロス円上昇の流れで、豪ドル円も先週雇用統計前の水準になる84.00円台を回復しています。
明日早朝にはRBNZの政策金利発表があります。利下げするとすれば今年6月以来のことになりますが、NZドル/ドル、NZドル/円ばかりではなく、豪ドル/NZドルも動くことが予想されます。市場が薄い時間帯の発表ですので注意したいと思います。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	85.15	86.50	82.50	80.95

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年9月9日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2015年9月9日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★★★	23:00	(加) カナダ銀行　政策金利	0.50%	0.50%
★★★	翌6:00	(NZ)RBNZ政策金利	2.75%	3.00%

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

• 経済指標はこちら