昨日(2015年9月2日)の動向

昨日の米ドル/円は、朝方に119.20円近辺まで下がりましたが、日経平均の急回復にともない120.45近辺まで急速に買い戻されました。
欧州時間に入って再び119.70円前後まで下落する局面もあったものの、その後は徐々に値を戻し、3営業日ぶりの前日比プラスの120.318円で引けました。8月ADP全米雇用リポートは予想より弱い結果でしたが、マーケットへの影響は限定的でした。
ユーロ/円は東京時間に135.80円台まで上昇したものの、欧州時間に入ると、本日のECB追加緩和の懸念からユーロ売りが強まり、135.00円台を割って134.723円まで売られました。
なお、本日と明日の中国市場は、第二次大戦終戦70周年にあたる記念日で休場となります。

2015年9月2日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 119.279 120.467 119.197 120.318
ユーロ/円 134.993 135.797 134.723 135.072
豪ドル/円 83.690 84.757 83.599 84.666

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2015年9月3日)の展望

【米ドル/円】

昨日はねかえされた120.50円を今朝の東京時間上抜けました。しかし、ここから121円にかけては売り圧力も強いと思われます。
上値の目安は121.70円(8月31日高値)。下値の目安は、119.20円(昨日安値圏)になると思われます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 121.25 121.70 119.20 118.45

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

本日はECB会合が開かれます。ユーロ圏のインフレ率は、ECBが目標とする「2%に限りなく近い水準」から大きく下回っている状況を考えると、少なくとも今後1年は、量的緩和を継続すると予想されます。ドラギ総裁が追加緩和の可能性に言及するとの噂もあり、ECB会合までは模様眺めの展開になるのではないでしょうか。
上値の目安は、136.25円(9月1日高値圏)、下値の目安は、134.25円(7月17日の安値圏)になると思われます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 136.25 137.50 134.25 133.30

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル円は東京時間に84.75円台まで上昇して、高値圏で引けました。全体的な豪ドル売りの流れは依然として強いものの、豪ドルの買い戻しが優勢となる展開でした。昨日の豪4-6月期GDPは予想を下回りましたが、発表時の影響は限定的でした。本日と明日は中国市場が休みとなります。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 86.45 87.15 83.60 82.00

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2015年9月3日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2015年9月3日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★★ 20:45 欧州中央銀行(ECB)政策金利 0.05% 0.05%
★★★ 21:30 欧州中央銀行(ECB)政策金利
★★★ 23:00 (米)ISM非製造業景況指数(総合) 58.3 60.3
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します