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第123回オバマケア代替案撤回でゴールド買いほか
池水 雄一
他にはない特別な金のレポート Bruceレポート拾い読み!
Bruce(ブルース)レポートとは、金取引の第一人者、一貫して貴金属ディーリングに従事し、世界中のブリオン(貴金属)関係者の間でも名を馳せた池水雄一氏が執筆する、金融会社・貴金属…

第123回オバマケア代替案撤回でゴールド買いほか

2017/3/28
金曜日はオバマケアの改廃に対する下院の投票が、その直前になってトランプ大統領が採決を回避。法案可決に必要な票を確保できなかったからということです。
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図:NY金 先物 (期近)日足チャート
単位:ドル / トロイオンス

出所:マーケットスピードより楽天証券作成

オバマケア代替案撤回でゴールド買い(2017年3月27日(月)掲載分より)

金曜日はオバマケアの改廃に対する下院の投票が、その直前になってトランプ大統領が採決を回避。法案可決に必要な票を確保できなかったからということです。態度を保留していた与党共和党の保守派や穏健派の説得に失敗、今後のほかの政策課題の実行にも大きな疑問符がつくことになりました。このニュースはマーケットが終わってからだったので、今後のマーケットにもこれは影響を与えそうです。株安、ドル安そしてゴールド高の材料となるでしょう。

7時にオープンしたマーケットはやはり、これが反映されて、金曜日の引けのゴールド1,243ドルから一挙に10ドル上がって1,253ドルになっています。ドル円も111.20台の金曜日の引けから、現在は110.50台とまさにドル売り・ゴールド買いの流れになっています。これまで重たかった1,250ドルを完全に超えることで、ゴールドは上昇に拍車が着くかもしれませんね。ただ円建てのメタルはやはり円高との相殺が働いて上昇するにしても微々たるものとなりそうです。

CFTC Commitment of Traders Report as of 21 Mar 2017(2017年3月27日(月)掲載分より)

出所:池水氏のレポートより抜粋

右軸:投資家ポジション(トン)

左軸:ドル建てゴールド価格

364トンから420トン、投資家ロングは56トンの増加となりました。価格は1,204ドルから1,241ドルへ上昇。1,200ドルでポジションも価格も底を打ったようです。

ロジウム1,000ドル(2017年3月24日(金)掲載分より)

ゴールドは一時1,253ドルとほぼ一ヶ月ぶりの高値をつけましたが、1,250ドル台は重たく、その後1,243ドルまで下げ、NYの引けは1,245ドルとなりました。ただしドル円は110.63までの円高がありました。円建てではゴールドは下落傾向が続き4,440円台まで下落しています。ドルインデックスは大きくは動かず、全体的には静かなマーケットが続いています。注目すべきはメタル間の関係(スプレッド)でしょうか。

日本時間今日のオバマケア部分廃止を問う下院での投票が延期となり、トランプ大統領の今後の政策実行能力に疑問をなげかける結果となっています。大統領になってしまえば多数の共和党で議会運営もうまくいくとたかをくくっていたかもしれませんが、やはりどうもそう甘くはないようです。

メタル間スプレッドの拡大と縮小(2017年3月24日(金)掲載分より)

まず拡大しているのはゴールドとプラチナの値差。ドル建てで284ドル、円建てでは1,000円を超えました。昨日も書きましたが、この拡大傾向まだしばらく続きそうです。Tocomのプラチナスポットとゴールドスポットを利用したスプレッドのゲットイン、プラチナ買い・ゴールド売りの「正攻法」はまだもっとよいチャンスがこの先あると思うので、急ぐ必要はないですね。これだけゴールドに比べて価格が低迷していても、中国のプラチナ宝飾需要は一向に改善の兆しがなく、かえって2017年に入ってからの最初に二ヶ月のShanghai Gold Exchangeでのプラチナの取引量は、過去10年で最低のレベルに低迷、昨年比でも40%のダウンです。このことだけをみてみても、やはりプラチナとゴールドのスプレッドはまだ拡大の余地ありです。僕が短期的にはプラチナ売り・ゴールド買いではないかと思うのもこういった背景です。

そして、縮小しているのは「プラチナ・パラジウム比価」。(スプレッドの絶対値ではなく割合ratioでみます。)なんとこの比価、1:1.2を割り込みました。つまり、パラジウムがどんどんプラチナに近づいているということです。僕はずっと以前からプラチナとパラジウムは逆転するという意見の持ち主ですが、parity(同じ価格になること)はひょっとしたら今年中にもありえるかもしれませんね。

ついでにもう一つの注目点、これは値差ではないですが、ロジウム。JM priceがとうとう1,000ドルに達しました。昨年8月の625ドルから半年ちょいで、60%もの上昇です。これもまたパラジウムと同じガソリン車の自動車触媒に使われるメタルです。

ドル売り続く、ゴールド一時1,250ドル(2017年3月23日(木)掲載分より)

ゴールドは堅調を維持。ニューヨークでは一時1,250ドルを超える場面がありました。ロンドンのテロ事件は、マーケットにはあまり大きな影響を与えませんでした。どちらかというとテロを言うよりは独立した悲しい事件として捉えられたようです。

ドル円は一時110.75までドル安・円高がすすみ、ドル売りの動きは続いています。株価は下げとまっていますが、大きく反発するわけでもなく、本格的なTrump Euphoriaの終わりでこれから大きく修正が入るのかどうかはまだわかりませんが、今週の金曜日の引けでどういう感じになるのかで、流れがわかると思います。もし、下落傾向がはっきりとするのであれば、やはりゴールド、米国債はさらなる上昇、ドルは下落ということになるでしょう。ドルインデックスは1ヶ月ぶりに100を割り込みました。

広がるゴールド-プラチナスプレッド(2017年3月23日(木)掲載分より)

先日のTocom プラチナ・スポット上場のときに短期的(少なくとも今年いっぱいは最低でも)は、プラチナ売り・ゴールド買いをしたいと書きましたが、やはりそのスプレッド(値差)は広がってきました。ドルで260ドル差から286ドル差へ。円建てでは930円近辺から990円まで広がっています。どうしても投資家はその不安心理からゴールドを買いますが、プラチナは買いません。これからそういった不安心理はおそらく大きくなる一方でゴールドは買われやすい状況が続くと思います。そのときにも書きましたが、まだ広がる可能性大。長期的にプラチナ買い・ゴールド売りのポジションを持ちたい人も、まだもっとよいチャンスがあると思うので、あわててゲットインする必要はないと思います。

NY Dow&ドル急落、ゴールド急騰(2017年3月22日(水)掲載分より)

NY Dowは大統領選挙以来の最大の下げとなり237ドル下げました。これまでトランプ相場で上がってきた金融株を中心に下げたようです。そしてドル売りも大きくなりました。ドル円は112.80近辺から下がり続け、現在111.50台でほぼ一直線に下げています。ゴールドは当然買われて1,245ドルと15ドル以上の上げを記録しています。ようやくというかやっぱりというか、ちょっとトランプEuphoriaに対する警戒感が出始めてきましたね。NY Dowも21,000で頭が重たくなってから、全くそれ以上あげることができず、これはちょっと嫌な感じになってきたなと思っていましたが、年初から書いてきた恐れ、まだまだ始まりだと思います。1,200ドルでのゴールドはやっぱり買いでよかったようですね。

プラチナ・スポット開始、初日から出来高21,606枚でゴールド・スポットを越える(2017年3月22日(水)掲載分より)

多くの人の期待を背負ってプラチナ・スポットが始まりました。初日は2万枚を越える出来高となり、すばらしい出だしとなりました。値動きを追っていましたが、円建てのLoco Zurich plat spot と比べるとほぼ50円くらい高いレベルでした。ゴールドとの値差は910-930円程度でした。おそらくはプラチナ買い、ゴールド売りのスプレッドをゲットインした投資家も多かったのでは。長期的にはおそらく正解でしょうが、まだ急ぐ必要はないと思います。短期的には逆、プラチナ売り・ゴールド買いをしたいと個人的には思います。おそらく今年はまだスプレッドが広がるチャンスの方が大きいと思うので。まあ、短期的に考えるか長期的に考えるかの違いですが。この「スポット」コントラクトは決済期限を考える必要がないとこころがやはり大きな魅力ですね。これをきっかけに新たな投資家の呼び込みにつながればよいのですが。

今日からTocomプラチナ・スポット開始(2017年3月21日(火)掲載分より)

先週のFOMCでの予想通りの金利上げ以降、ゴールドの上昇傾向、ドルの下落傾向が続いています。メタルは全般に買い戻しが入っていますが、PGMがより大きく買われているかもですね。特にパラジウム、そしてロジウム。ロジウムは昨年の半ばに650ドルをつけたあと、ずっと上がりっぱなしで、実は今年もっとも上昇している商品です。パラジウムと同じく主に自動車触媒、それもガソリン車に使われるということで、需要が旺盛のようです。あと少しで久しぶりの1,000ドルです。

先週のオランダの下院選挙は、極右が敗北、これは世界にとっては一安心なことだったと思いますが、次は来月下旬からのフランスの大統領選挙。極右のルペン候補の当選はなさそうと予想されていますが、まだまだ不安の種はつきません。アメリカの金利から、欧州政治にその第一の注目点は移り、ゴールドはまだまだ上値余地があるおもいます。

CFTC Commitment of Traders Report as of 14 Mar 2017(2017年3月21日(火)掲載分より)

出所:池水氏のレポートより抜粋

右軸:投資家ポジション(トン)

左軸:ドル建てゴールド価格

472トンから364トン、投資家ロングは108トンの連続大幅減少で価格は一時1,200ドル割れ。ただし、これが大底となり雇用統計語後の戻しで、来週の数字はまた大きくロングが増加していることになりそうです。

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