昨日(2015年8月7日)の動向
東京市場では、米雇用統計発表を控え米ドル/円は124.70円レベルでもみ合う動きとなりました。豪ドル/円はRBAが公表した四半期金融政策報告で今後2年間のインフレ率予測を2.5%に上方修正したことをうけ若干の豪ドル高となり、92円台前半まで上昇しました。海外時間では、非農業部門雇用者数が21.5万人と予想を下回ったことで米ドル売りとなりましたが、前回分が上方修正されたことで9月にFRBによる利上げを行うとの見方から125円台まで上昇しました。しかし、雇用に対する賃金の伸びはなく、物価上昇圧力が高まりにくくインフレ率見通しから9月以降の利上げに対するペースが鈍るとの見方もあり、利益確定の米ドル売りから124円前半まで下落するなど荒っぽい展開となりました。
2015年8月7日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 124.722 | 125.060 | 124.104 | 124.228 |
ユーロ/円 | 136.214 | 136.716 | 135.553 | 136.162 |
豪ドル/円 | 91.608 | 92.204 | 91.559 | 92.159 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2015年8月10日)の展望
【米ドル/円】
米雇用統計の結果、9月の利上げはほぼ固まりましたが、それ以降の利上げベースの見通しの悪さから125円台に定着できず、新たな材料探しとなりそうです。しばらくは、123.50-125.50円の間の取引が続くと思われます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 125.50 | 125.85 | 124.00 | 123.50 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
上値ではボリンジャーバンド+2σが位置する137.20円レベルを上抜けるか、下値では25日移動平均線が位置する135.60円レベルがサポートとして機能するかがそれぞれ焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 137.30 | 138.00 | 135.60 | 135.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
上値では6月26日からの下落基調からの50%戻しの92.50円レベルを上抜けるか、下値では25日移動平均線が位置する91.10円レベルがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 92.50 | 93.90 | 91.10 | 90.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年8月10日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2015年8月10日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 23:00 | (米)7月米労働市場情勢指数(LMCI) | - | 0.8 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します