昨日(2015年7月10日)の動向

中国株の2日連続大幅高に加え、ギリシャが提出した構造改革案の内容が過去に債権者グループが提案した内容と類似しており、週末のEU首脳会談で合意するのではとの観測からリスク回避の動きは一服、早朝からユーロ/円を主導に米ドル/円、クロス円ともに大幅円安となりました。海外時間に入っても、EU首脳からギリシャの改革案に対して好意的な発言が相次ぎ、早期の合意期待から一段の円安となり、米ドル/円は122.80円レベルと直近の下落幅を回復、ユーロ/円も137.28円レベルと3円近くの大幅円安となりました。

2015年7月10日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 121.292 122.878 121.267 122.774
ユーロ/円 133.845 137.285 133.805 136.964
豪ドル/円 90.343 91.784 90.309 91.347

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2015年7月13日)の展望

【米ドル/円】

中国株やギリシャ問題に左右される展開となりそうですが、11日の講演でイエレンFRB議長が年内の利上げに前向きな発言をしていることから、米ドル/円の下値は底堅い可能性があります。テクニカル的には、直近の下落起点である122.50円レベルを維持できるかがキーポイントとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 122.90 123.20 122.00 121.30

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ギリシャが提出した新改革案の進展次第ですが、6月29、30日の高値である137.80円レベルから138.00円レベル付近を上抜けられるかがキーポイントとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 137.20 138.00 135.90 134.90

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

中国株の2日連続大幅高により、一旦は豪ドル買い優勢となっていますが、依然として中国株の動向に左右される展開となりそうです。上値は、直近の下落起点である92.00円レベルを回復できるかに注目が集まっています。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 91.40 92.00 90.80 90.10

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2015年7月13日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2015年7月13日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 3:00 (米)6月月次財政収支 483億ドル -824億ドル 
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します