ユーロ買い戻し強まる、円買い圧力は継続

昨日（2015年6月29日）の動向

東京市場では、ギリシャ支援協議決裂でリスク回避の円買いが強まり、米ドル/円は一時122.10円レベル、ユーロ/円は133.70円レベルまで下落しました。海外市場ではギリシャのユーロ圏からの離脱が現実味を帯びてきたもののユーロの買い戻しが強まり、ユーロ/円は一時138円前半まで大きく値を戻しました。一方米ドル/円はリスク回避の円買い圧力が継続したため上値は重く、122円半ばレベルでの値動きとなりました。

2015年6月29日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	122.611	123.194	122.086	122.532
ユーロ/円	134.690	138.070	133.713	137.766
豪ドル/円	93.376	94.710	92.643	94.112

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2015年6月30日）の展望

【米ドル/円】

上値では123円台を回復できるかが争点となりそうです。一方下値では122円ちょうどや121.50円レベルがサポートとして機能するか注目です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	123.00	124.00	122.00	121.50

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円は昨日先週末の終値から大きく下落、しかしユーロ買い戻しが強まり138円前半レベルまで戻す展開となりました。上値では138円台にしっかり乗せきれるかが焦点となりそうです。一方下値では、昨日の安値付近や133円ちょうどがサポートとして機能するかがポイントとなりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	138.00	138.50	133.50	133.00

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

上値では、94円台に定着できるかがポイントとなりそうです。一方下値では93円ちょうどや93.50円などがサポートとして機能するかに注目です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	94.40	95.00	93.50	93.00

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年6月30日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2015年6月30日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★★	17:30	(英)1-3月期四半期国内総生産（ＧＤＰ、確定値）(前期比)	0.4%	0.3%
★★	18:00	(欧)5月失業率	11.1%	11.1%
★★	18:00	(欧)6月消費者物価指数（ＨＩＣＰ、速報値）(前年同月比)	0.2%	0.3%
★★	21:30	(加)4月月次国内総生産（ＧＤＰ）(前月比)	0.1%	-0.2%
★★	22:00	(米)4月ケース・シラー米住宅価格指数	－	175.20
★★	23:00	(米)6月消費者信頼感指数（コンファレンス・ボード）	97.0	95.4

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

• 経済指標はこちら