プラチナは金(ゴールド)ほど有名ではない
2回の講演いずれでも、プラチナ積立が長期投資の手段として有望と考える旨を述べました。
2015年以降、価格が低迷した主因である自動車排ガス浄化装置向けの需要が足元、明確に回復傾向にあり2024年は2015年を上回る見通しさえ出ていること、長期視点で将来的に訪れる可能性がある水素社会において、グリーン水素の生成装置や水素を充填して走行する燃料電池車の発電機などの分野で、プラチナが活躍する可能性があるためです。
図:プラチナと金(ゴールド)の国際価格 単位:ドル/トロイオンス
積立投資を効率よく行うためには、(1)価格の下落・低迷を利用して保有数量を効率的に増やすこと、(2)長期視点で価格反発が起き得ること、の二つが欠かせません。プラチナは、この両方を満たし得る銘柄であると筆者は考えています。
複数の投資家の方から、「今のところ、プラチナには注目していない」「プラチナが世界的に金(ゴールド)のようにメジャーな貴金属になれば、考えてもよいと思っている」という趣旨の言葉をいただきました。確かに、講演中にプラチナを紹介した際、けげんそうな表情をされた方が何人かおられたのも事実です。まだまだプラチナの知名度は低いと言わざるを得ません。
ですが、今回のイベントを経て改めて、筆者は相場格言「人の行く裏に道あり花の山」を強く認識しました。まさにこれは、小規模会場で行った講演のタイトル「王道の金(ゴールド)、裏道のプラチナ」のとおりです。まだ注目が集まっていないからこそ、プラチナは「裏の道」であり、花の山(利益)に近づく道になり得ると考えています。
【お礼】当該イベントでお話をさせていただいた皆さま、講演を聞いていただいた皆さま(オンラインを含め)、誠にありがとうございました。皆さまより、たくさんのヒントをいただきました。本当にありがとうございました。いつかまた、別のイベントでお会いできるのを、楽しみにしております。
[参考]積立ができる貴金属関連の投資商品例
純金積立(当社ではクレジットカード決済で購入可能)
投資信託(当社ではクレジットカード決済、楽天ポイントで購入可能。以下はNISA成長投資枠対応)
ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり)
三菱UFJ 純金ファンド
ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし)
関連ETF(NISA成長投資枠対応。かぶツミを利用することで積み立てが可能)
SPDRゴールド・シェア(1326)
NF金価格連動型上場投資信託(1328)
純金上場信託(金の果実)(1540)
NN金先物ダブルブルETN(2036)
SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト(GLDM)
iシェアーズ ゴールド・トラスト(IAU)
ヴァンエック・金鉱株ETF(GDX)