昨日(2017年07月04日)の動向
約1ヵ月半ぶりの高値圏での取引となった米ドル/円は、オープン後に前日の5月16日以来の高値に迫る113.44円まで上昇。東京時間夕方に北アジアの地政学リスクを嫌気して112.73円まで下げたものの、欧州時間に入ると買戻しが優勢になり113円台を回復しました。その後は、米国市場が独立記念日による休場で狭い範囲の推移。終値は113.271円(前日比-0.111円)でした。
豪ドル/ドルは急落。0.7681ドルが高値となって、RBA会合後から売りが強まり、欧州時間までに0.7590ドルまで大きく値を下げました。豪ドル/円も86.98円から85.84円まで下落。
RBAはこの日、政策金利を予想通り1.50%に据え置くことを決定。据え置きは予想通りでしたが、ECB、BOE、カナダ銀行と、中央銀行が次々と金融政策を引き締め方向へシフトするなかで、RBAの声明文にマーケットの注目が集まっていました。ところが声明文にはタカ派的な内容は見当たらず、失望から豪ドルが売られました。もっとも、ドル高のマーケットにもかかわらず、豪ドル/ドルはこの2ヵ月間で400ポイント近くも上昇。年初来の高値圏まで到達していることで、利食い売りのタイミングが求められていたことも理由となりました。
2017年07月04日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 113.421 | 113.443 | 112.733 | 113.271 |
ユーロ/円 | 128.889 | 128.967 | 128.027 | 128.506 |
豪ドル/円 | 86.867 | 86.982 | 85.857 | 86.136 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2017年07月05日)の展望
【米ドル/円】
レジスタンスは113.80円(2017年05月16日高値圏)、サポートは 112.15円(2017年07月03日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 113.80 | 114.90 | 112.15 | 111.45 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円のレジスタンスは130.90円(2016年02月08日高値圏)、サポートは 127.40円(2017年06月30日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1530ドル(2016年05月04日高値圏)、サポートは 1.1290ドル(2017年06月28日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 130.90 | 132.25 | 127.40 | 126.45 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
レジスタンスは87.50円(2017年03月16日高値圏)、サポートは 85.65円(2017年06月29日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 87.50 | 88.20 | 85.65 | 84.75 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※上記各5分足チャートは、当日 2017年07月05日 現在のものです。
- ※コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2017年07月05日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 16:55 | (独) 6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) | 53.7 | 53.7 |
★★ | 17:00 | (欧) 6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) | 54.7 | 54.7 |
★★ | 17:30 | (英) 6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI) | 53.5 | 53.8 |
★★★ | 27:00 | (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 | - | - |
- ※発表時間はいずれも東京時間
- ※注目度は★低~★★★高で示します