投資信託の仕組み

 では、実際の投資信託の仕組みはどのようになっているのでしょうか。

 次の図をご覧ください。登場人物は、投資家、運用会社、信託銀行、販売会社の4者です。

 投資信託は、通常、販売会社(証券会社、銀行、運用会社など)を通して購入することになります。

 投資家は販売会社から投資信託の商品性やリスクなどについての説明を受け、購入手続きをします。

 購入することが決まったら、投資家が販売会社にお金を払い込み、投資信託を購入します(上図左側)。

 投資家から払い込まれたお金は投資信託の購入に使われ、そのお金は投資信託の財産として信託銀行が保管・管理することになります(上図右側)。

 一方、投資家から集まり信託銀行で保管されているお金を、株式や債券といった、どのような金融商品に投資するかは運用会社が決定します。世界のさまざまな金融市場で投資可能な商品から選んでくるわけです(上図中央上あたり)。

 運用会社は、何をいつ買う、いつ売るなどの指図は行いますが、買った商品の保管・管理を行うことはせず、あくまで信託銀行が保管・管理する形になっています。