昨日(2016年08月12日)の動向

金曜日の米ドル/円は、102円を挟んだ揉み合いをしばらく続けた後、NY時間の米7月小売売上高の発表後に急落。週安値となる100.83円をつけました。

指標が予想を下回り、米利上げ期待が一歩後退したことが全体的なドル売りへとつながりました。とはいえ、小売売上高の数字が振れるのはよくあることで、また前月分は上方修正されています。夏休みでマーケットが薄かったことも下げ幅が拡大した理由です。

指標後のユーロ/ドルは、8月3日以来の1.12ドル台まで上昇。ポンド/ドルも、1.3034ドルまで上昇しましたが、すぐに反落して約1ヵ月ぶりの安値となる1.2899ドルまで値を下げました。ポンドは対ドル以上に対ユーロでの弱さが目立ち、ユーロ/ポンドは2013年8月以来、約3年ぶりの高値(ユーロ高・ポンド安)を更新しています。また、ポンド/円の安値は130.36円。ポンド/円が130円台まで下がったのは7月11日以来のことです。

この週の米ドル/円は、月曜(8日)の102.65円が高値となって、金曜(12日)に100.83円の安値をつける、比較的狭いレンジの動きとなりました。102円台後半の重さと、100円台後半の固さの両方を確認する週でもありました。

2016年08月12日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 101.935 102.276 100.834 101.271
ユーロ/円 113.523 114.027 112.727 113.068
豪ドル/円 78.465 78.549 77.344 77.469

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2016年08月15日)の展望

【米ドル/円】

レジスタンスは102.83円(2016年08月02日高値圏)、サポートは 100.51円(2016年07月11日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 102.83 105.53 100.51 99.90

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円のレジスタンスは114.03円(2016年08月12日高値圏)、サポートは 112.70円(2016年08月11日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1221ドル(2016年08月12日高値圏)、サポートは 1.1112ドル(2016年08月10日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 114.03 114.82 112.70 112.31

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

レジスタンスは78.55円(2016年08月12日高値圏)、サポートは 77.13円(2016年08月05日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 78.55 79.74 77.13 76.49

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2016年08月15日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2016年08月15日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 29:00 (米) 6月対米証券投資(短期債除く) - 411億ドル
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します