昨日(2016年06月14日)の動向
米ドル/円は、円買い基調が継続。東京時間午後には前日の安値を更新して105.62円まで下落しましたが、年初来最安値(105.51円)を前に切り返すと106円台を回復。終値は106.077円(前日比-0.121円)でした。上値は重くなり、米ドル/円は、今月の雇用統計以降一度も108円台を見ていません。
米5月小売売上高は前月比で+0.5%と、予想を上回りました。先月の反動が出るとの見方に反して2ヵ月連続の増加となる強い結果で、
GDPの上方修正の可能性もでています。ただし、今夜のFOMCは利上げ見送りがコンセンサスになっていること、また市場の関心は全てEU離脱問題に向けられているため、反応は限定的でした。
最新の英世論調査は、全てEU離脱派が多数になっています。英国の代表的タブロイド紙サンが、EU離脱キャンペーンを張ったことも無視できません。イギリス人の約29人に一人が読んでいるといわれるだけに世論形成への影響が大きいといわれています。国民投票では、EU残留の方がサプライズになるかもしれません。
151円でオープンしたポンド/円は、再び150円台を割り込み、一時149.16円までポンド安が進みました。対ドルでは1.42ドル前半から1.4090ドルまで下落。ユーロ/円も下落傾向を強め、2014年1月以来となる118.51円の安値をつけました。
2016年06月14日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 106.167 | 106.413 | 105.620 | 106.077 |
ユーロ/円 | 119.892 | 120.115 | 118.510 | 118.892 |
豪ドル/円 | 78.433 | 78.574 | 77.513 | 78.041 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2016年06月15日)の展望
【米ドル/円】
レジスタンスは107.38円(2016年06月08日高値圏)、サポートは 105.51円(2016年05月03日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 107.38 | 107.90 | 105.51 | 105.15 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円のレジスタンスは120.32円(2016年06月13日高値圏)、サポートは 117.00円(2013年01月17日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1321ドル(2016年06月10日高値圏)、サポートは 1.1136ドル(2016年06月03日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 120.32 | 121.95 | 117.00 | 116.45 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
レジスタンスは79.60円(2016年06月10日高値圏)、サポートは 77.50円(2016年02月11日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 79.60 | 80.80 | 77.50 | 74.45 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2016年06月15日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2016年06月15日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 17:30 | (英) 4月失業率(ILO方式) | 5.1% | 5.1% |
★★ | 22:15 | (米) 5月鉱工業生産(前月比) | -0.2% | 0.7% |
★★★ | 27:00 | (米) 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表 | 0.25-0.50% | 0.25-0.50% |
★★★ | 27:30 | (米) イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見 | - | - |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します