6位:タカラトミー(7867)

権利付き最終月:9月、3月[貸借銘柄]
株価:2,148円(2023年8月9日終値)
配当利回り:1.55%(2023年8月9日時点)
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で自社オンラインショッピングサイトでの商品購入10%割引。3月のみ、100株以上で自社製品
その他条件:自社オンラインショッピングサイトでの商品購入10%割引は1年以上3年未満継続保有の場合30%割引、3年以上は40%割引。買い物限度額10万円(手数料含む)、一部商品除く。自社製品は、2023年は100株以上1,000株未満の株主には「トミカ」2台セット、1,000株以上2,000株未満は「トミカ」4台セット、2,000株以上は「トミカ」4台セットおよび「リカちゃん」1体
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 第6位は玩具メーカーのタカラトミー。同社のメインの優待は3月末で100株保有の場合、オリジナル「トミカ」2台セットが贈呈されます。

 9月・3月末の株主には、公式通販サイト「タカラトミーモール」での買い物が10%割引される特典があります(利用上限額は10万円)。

 保有期間が1年以上になると30%割引、3年以上になると40%割引まで、割引率が上がります。

 同社の2024年3月期は増収増益予想で、年間配当も前期比2.5円増の年間35円に増額される見込みです。

「ポケモンメザスタ」などアミューズメントマシーン事業やガチャ事業が好調で、株価も2023年に入って大きく上昇しています。

7位:アトム(7412)

権利付き最終月:9月、3月[貸借銘柄]
株価:914円(2023年8月9日終値)
配当利回り:ー%(2023年8月9日時点)
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で2,000ポイント、500株以上で1万ポイント、1,000株以上で2万ポイントの株主優待カードのポイント付与
その他条件:1ポイントで1円分
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 第7位は回転すしチェーンのアトム。100株保有で9月・3月末に2,000円分の優待ポイントが贈呈され、同社や同社の親会社であるコロワイド、その子会社のカッパ・クリエイトの店舗で利用できます。

 利用できる店舗はアトム傘下の「にぎりの徳兵衛」「海鮮アトム」「ステーキ宮」のほか、コロワイドの「甘太郎」「北海道」「やきとりセンター」「3・6・5酒場」といった居酒屋まで多数あり、使い道に困ることがありません。

 同社の親会社のコロワイドも9月の人気優待株で、9月・3月末に500株(投資金額約110万円)保有で1万円分の優待ポイントが贈呈されます。

 コロワイド子会社のカッパ・クリエイトも同様に、9月・3月末に100株保有で3,000ポイントが贈呈。

 ポイントは3社いずれも相互利用できます。

 費用対効果でいうと、アトムが100株・約9万円で年間4,000円分、コロワイドが500株・約110万円で2万円分、カッパ・クリエイトが100株・約16万円で6,000円分。  

 株価に対する優待ポイント付与率ではアトムが一番、有利な点が人気の秘密といえるでしょう。

8位:トリドールHD(3397)

権利付き最終月:9月、3月[貸借銘柄]
株価:3,585円(2023年8月9日終値)
配当利回り:0.21%(2023年8月9日時点)
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で30枚、200株以上で40枚、1,000株以上で100枚、2,000株以上で150枚の優待券(100円分)
その他条件:200株以上を1年以上継続保有(3月・9月の株主名簿に同一株主番号で連続3回以上記載)の場合30枚を追加
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 第8位は「丸亀製麺」のトリドールホールディングス。9月・3月末に100株保有で3,000円分の優待券が贈呈されます。

 200株(投資金額約72万円)保有の場合は、9月・3月末に4,000円分の通常優待券がもらえる他、1年以上継続保有すると3,000円分が追加される継続保有優遇制度もあります。

「丸亀製麺」をよく利用する人は200株を1年以上保有すると、年間で1万4,000円分の優待券が贈られるので、食費を大幅に節約できそうです。

 同社の2024年3月期は増収減益予想ですが、海外での大量出店で売上高が大幅に伸びており、株価も上場来高値を更新するほどの上昇が続いています。

 成長期待が高いうちは、さらに株価の一段高が見込めるかもしれません。

9位:コニカミノルタ(4902)

権利付き最終月:9月[貸借銘柄]
株価:468.9円(2023年8月9日終値)
配当利回り:2.14%(2023年8月9日時点)
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で自社オリジナルカレンダー
その他条件:
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 第9位は事務機器メーカーのコニカミノルタ。9月末に100株以上保有で、同社のカレンダーが贈られます。またキンコーズの年賀状印刷サービスがオンラインでは60%割引、店頭では50%割引になる特典などもあります。

 同社は主力事業だったカメラ事業を売却。新たに進出したヘルスケア事業が不調に終わったため、2023年3月期に1,000億円以上の巨額最終赤字を計上しました。

 まだ業績回復の芽は見えていないものの、2024年3月期は世界シェア3割を誇る液晶フィルム事業や主力の複合機、商業印刷などに事業を絞って黒字転換する会社予想になっています。

 株価は400円台で低迷していますが、ここからの底打ち反転に期待したいところです。

10位:ベネッセHD(9783)

権利付き最終月:9月、3月[貸借銘柄]
株価:1,857円(2023年8月9日終値)
配当利回り:3.24%(2023年8月9日時点)
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で自社グループ会社商品など
その他条件:自社グループ会社商品を中心とした優待品カタログより1品選択(出版物・通信販売商品・クレジットカードポイント・寄付など)
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 第10位は教育や介護関連事業を展開するベネッセホールディングス。9月・3月末に100株以上保有で一律に、株主優待品カタログから同社グループの商品・サービスを1点選ぶことができます。

 2023年3月期のカタログでは、同社のこどもちゃれんじ、進研ゼミなどの受講費やベネッセ商品の割引に使えるベネッセカード(クレジットカード)のポイント2,600ポイント、子ども向けの絵本、「Challenge中学英和辞典カラー版」のほか、ベネッセの保育園で使用しているだしパック「うまみのいっぽ」、香川県・豊島(てしま)美術館限定の「豊島のレモンフィナンシェ」などの食品・雑貨類など、多数の商品・サービスから1点を選択できました。

 同社をはじめとした教育関連株は、少子高齢化や物価上昇による教育費の削減を嫌気して、株価の低迷が続いています。

 しかし、同社の業績そのものはそれほど落ち込んでいるわけではないので、株価の底打ち反転に期待したいところです。