9月株主優待 人気ランキング

順位 コード 銘柄名 優待品例 優待発生金額※1
1 9202 ANAHD 運賃・料金割引券など 336,900
2 9831 ヤマダHD 買い物割引券 44,370
3 9201 日本航空 運賃割引券など 307,600
4 9104 商船三井 フェリー運賃割引券など 400,000
5 4661 オリエンタルランド 1デーパスポート 2,650,500
6 7867 タカラトミー 自社商品購入割引など 214,800
7 7412 アトム 自社ポイント 91,400
8 3397 トリドールHD 飲食割引券 358,500
9 4902 コニカミノルタ カレンダー 46,890
10 9783 ベネッセHD 自社グループ商品など 185,700
※1優待発生金額 =8月9日終値の株価 × 優待発生最低株数で計算した金額です。

最新の情報は、楽天証券の「株主優待検索」>>

このランキングは楽天証券で優待を保有されているお客様の人数が2023年8月7日時点で多い順番です。
この記事は銘柄を推奨するものではありません。

売建可能数量や日歩は、楽天証券にログインいただくとご覧いただけます。
2023年89日時点の終値や数値を、楽天証券Webサイトから採取して記載しています。
配当利回りは、楽天証券HPの会員ログイン後の銘柄ページより採用しておりますが、市況により変動するため、必ずご自身でご確認くださいませ。

9月の株主優待銘柄は385銘柄!

 2023年9月優待株は、9月27日(水)が権利付き最終日、9月28日(木)が権利落ち日で、権利確定日は9月29日(金)になります。

 9月27日(水)までにお目当ての優待株を購入し、翌日の28日(木)まで持ち越すと、優待の権利が発生します。

 9月は、日本で最も多い3月が決算期の上場企業にとっての中間期。そのため、優待株の数も385銘柄※と、3月の770銘柄※に次いで年間で2番目に多くなります。

※楽天証券 株主優待検索より

 旅行、買い物や外食に使える優待券や自社商品のほか、クオカードなど金券優待が多い月でもあります。

 よく利用する店舗の買い物、外食券、自社商品詰め合わせセットなどは、食費・生活費の節約に大助かり。

 また、優待発生に必要な最低金額(株価)に対して還元率の高いクオカード優待を、投資の利益の一部として狙うのもいいでしょう。

9月の魅力的な買い物・食事券&クオカード優待

 9月優待には、これから紹介する人気トップ10以外にも、魅力的な飲食・買い物系優待や収益率の高いクオカード優待がたくさんあるので、それらをピックアップして紹介しましょう。

 全国に店舗を展開し、日頃よく利用できて、節約に役立ちそうな外食・買い物系優待には、

  • 「スシロー」のFOOD&LIFE COMPANIES(100株で9月・3月末に1,100円分の食事割引券)
  • 牛丼「すき家」のゼンショーホールディングス(100株で9月・3月末に1,000円分の食事券)
  • 自動車関連用品のオートバックスセブン(100株を1年以上継続保有で、9月・3月末に1,000円分のオートバックスグループギフトカード)
  • 家電量販店のケーズホールディングス(100株で9月・3月末に1,000円分の優待券。1年以上継続保有で1,000円分追加)
  • 家電量販店の上新電機(100株で9月末に5,000円分、3月末に2,200円分の買い物券)
  • 紳士服のAOKIホールディングス(100株で9月・3月末に20%割引券5枚のほか、傘下のネットカフェ「快活CLUB」などの施設・飲食料金20%割引券10枚など)
  • 外食や宅食のワタミ(100株で9月・3月末に4,000円分の食事券。1日1回500円分の食事券1枚利用可能)

などがあります。

 株価に対して、贈呈されるクオカードなどの還元率が高い金券優待には、

  • 橋の建設を得意とする建築・土木のビーアールホールディングス(100株・約4万円を1年以上保有で、9月・3月末に500円分のクオカード)
  • 関西ローカルの放送会社・朝日放送グループホールディングス(100株・約7万円で、9月・3月末に500円分のクオカード)
  • 東海地方でLPガスを販売するTOKAIホールディングス(100株・約9万円で9月・3月末に500円分のクオカード。他にアクア商品、食事券など5コースから選択可能)
  • シロアリ防除などのアサンテ(100株・約17万円以上で、9月・3月末に1,000円分の三菱UFJニコスギフトカード)
  • 携帯電話販売のティーガイア(100株・約16万円を半年以上保有で、9月・3月末に1,000円分のクオカード)

などがあります。

1位:ANA HD(9202)

権利付き最終月:9月、3月[貸借銘柄]
株価:3,369円(2023年8月9日終値)
配当利回り:-%(2023年8月9日時点)
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で1枚(以下100株ごとに1枚増)、400株以上で4枚(以下200株ごとに1枚増)、1,000株以上で7枚(以下400株ごとに1枚増)、10万株以上で254枚(以下800株ごとに1枚増)の株主優待番号ご案内書。100株以上で自社グループ優待券1冊
その他条件:株主優待番号ご案内書は国内営業路線を片道1区間株主優待割引運賃で利用可、混雑状況により販売座席数に制限有。自社グループ優待券は1冊に共通優待券18枚、3月の有効期限は6~11月末(5月末発行)、9月の有効期限は12月~翌年5月末(11月末発行)
最新情報は企業HPからご確認ください

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 9月優待株の人気1位は、航空会社のANAホールディングス。

 100株保有で9月・3月末に、ANA国内全路線の片道1区間が株主優待割引運賃で利用できる「株主優待番号ご案内書」1枚が贈呈されます。

 東京~札幌間の片道運賃がANA FLEXD(通常)で4万3,100円のところ、その半額の2万1,550円(通常。ピーク時は2万2,850円。料金は2023年10月28日までの搭乗分運賃表より引用)で利用できるなど、出張や旅行・帰省に大助かりの人気航空券優待です。

 ANAグループ各社の提携ホテルの飲食優待が10%割引、室料が20%割引、ANAトラベラーズの国内・海外ツアー割引、空港内売店の買い物10%割引などの特典もあります。

 新型コロナウイルス感染症のまん延による旅行需要の激減で業績が激しく落ち込んでいたANAHDですが、2023年3月期は最終利益894億円と3期ぶりの黒字転換を果たし、2024年3月期第1四半期(2023年4-6月)も大幅な黒字で、今後も業績の上方修正が見込めるかもしれません。

 9月優待には同社や日本航空、JR各社、私鉄など、コロナ明けの旅行・出張需要の盛り上がりで業績が上り調子の空運・陸運株が多く、優待だけでなく、株価のさらなる上昇に期待が持てそうです。

2位:ヤマダHD(9831)

権利付き最終月:9月、3月[貸借銘柄]
株価:443.7円(2023年8月9日終値)
配当利回り:2.70%(2023年8月9日時点)
優待発生株数:100株以上
優待内容:3月のみ、100株以上で1枚、500株以上で4枚、1,000株以上で10枚、1万株以上で50枚の優待割引券(500円分)。9月のみ、100株以上で2枚、500株以上で6枚、1,000株以上で10枚、1万株以上で50枚の優待割引券(500円分)
その他条件:合計1,000円(税込)以上の買い物につき1,000円ごとに1枚利用可(一部対象外有、他の値引き券との併用不可)
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 第2位は家電量販店のヤマダホールディングス。100株保有で9月末には、ヤマダデンキの店舗などで利用できる買い物券1,000円分が贈呈されます。3月末にも500円分が贈られます。

 同社は2024年3月期第1四半期の経常利益が前年同期比約10%減となるなど、コロナ特需のはく落で2022年3月期以降、減収減益が続いてきました。

 しかし、2024年3月期は業績の底打ちが見込まれています。株価は2015年以来の安値圏まで下がっており、割安な株価で優待を取得できるチャンスと考えることもできそうです。

3位:日本航空(9201)

権利付き最終月:9月、3月[貸借銘柄]
株価:3,076円(2023年8月9日終値)
配当利回り:0.82%(2023年8月9日時点)
優待発生株数:100株以上
優待内容:3月のみ、100株以上で1枚、300株以上で2枚、500株以上で3枚、700株以上で4枚、900株以上で5枚、1,000株以上で5枚(以下1,000株以上保有の場合、500株ごとに1枚増)、10万株以上で203枚(以下10万株以上保有の場合、1,000株ごとに1枚増)の株主割引券。9月のみ、200株以上で1枚、400株以上で2枚、600株以上で3枚、800株以上で4枚、1,000株以上で5枚(以下1,000株以上保有の場合、500株ごとに1枚増)、10万株以上で203枚(以下10万株以上保有の場合、1,000株ごとに1枚増)の株主割引券。3月のみ、100株以上で各2枚、3月9月ともに200株以上で各2枚の旅行商品割引券(2~7%割引)
その他条件:株主割引券は3年以上継続保有(株主名簿に同一株主番号で連続7回以上記載)の場合、300株以上1,000株未満の株主には1枚、1,000株以上1万株未満は2枚、1万株以上は3枚追加。3月の有効期間6月1日~翌年11月30日、9月の有効期間12月1日~翌々年5月31日。旅行商品割引券(2~7%割引)は「JALパック」ツアーで利用可(一部除外商品有)
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 第3位は、航空会社の日本航空です。200株(投資金額約62万円)保有で、9月・3月末に、国内線片道1区間50%割引券1枚がもらえます。100株保有の場合は、残念ながら3月末のみ1枚の贈呈となります。

 1位のANAHDに比べると、株数に応じてもらえる割引券が少なくなりますが、日本航空しか就航していない国内路線を利用する人には貴重な航空券割引優待といえるでしょう。

 同社も2023年3月期は3期ぶりの黒字転換を果たし、2024年3月期も大幅な増収増益予想で、年間の予想配当金も前期比15円増の40円を予定。株価のさらなる反転上昇に期待できるかもしれません。

4位:商船三井(9104)

権利付き最終月:9月、3月[貸借銘柄]
株価:4,000円(2023年8月9日終値)
配当利回り:14.00%(2023年8月9日時点)
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で2枚、1,500株以上で4枚、3,000株以上で6枚の「にっぽん丸クルーズ」優待券。9月のみ、100株以上で1枚、1,500株以上で2枚、3,000株以上で3枚の自社グループフェリーサービス共通クーポン券(5,000円分)。3月のみ、300株以上で3,000円相当のクルーズ船・フェリー寄港地にちなんだ地域名産品など
その他条件:「にっぽん丸クルーズ」優待券は1枚で1名1クルーズにつき10%割引、最大2枚(20%割引)まで利用可。ただし、30日以上のクルーズは1枚で3%割引(最大2枚で6%割引)。他の割引制度との併用については予約時要確認。自社グループフェリーサービス共通クーポン券(5,000円分)は、自社グループ会社運航の一部フェリーサービスにて利用可、1枚で大人1名1乗船に利用可。クルーズ船・フェリー寄港地にちなんだ地域名産品などは、自社オリジナルカタログより選択、2022年3月以降起算して、300株以上を2年以上継続保有した株主のみに贈呈
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 第4位は海運会社の商船三井。9月末・3月末に100株保有で、クルーズ船「にっぽん丸」の旅行代金の10%割引券(1クルーズで1名2枚まで利用可能、その場合20%割引に。30日以上のクルーズに関しては3%割引)が2枚贈呈されます。

 それとは別に9月末のみ、100株保有で国内フェリーサービス「さんふらわあ」の大人運賃が片道5,000円割引となる割引券1枚も贈呈されます。

 さらに、2024年3月末からは、300株以上(投資金額約120万円)を2年以上継続保有すると、同社のクルーズ・フェリー事業にちなんだ各地の名産品などをセレクトしたオリジナルカタログから3,000円相当の商品を選べる優待の新設も発表。

 ここ最近、株主優待制度の拡充に力を入れています。

 同社はコロナ禍によるコンテナ船運賃の急騰で2022年3月期から2023年3月期にかけて業績が向上。2024年3月期は反動で大幅減益予想ですが、2021年1月始値で1,056円だった株価が2023年8月4日に4,003円の高値を更新するなど、いまだに上昇が続いています。

 今期の予想配当利回りが4.5%超と、高配当な点も大きな魅力です。

 ただ、株価がかなり上昇しているので高値つかみには気をつけたいところです。

5位:オリエンタルランド(4661)

権利付き最終月:9月、3月[貸借銘柄]
株価:5,301円(2023年8月9日終値)
配当利回り:0.15%(2023年8月9日時点)
優待発生株数:500株以上
優待内容:3月のみ500株以上で1枚、3月9月ともに2,000株以上で1枚、4,000株以上で2枚、6,000株以上で3枚、8,000株以上で4枚、1万株以上で5枚、1万2,000株以上で6枚の1デーパスポート
その他条件:「東京ディズニーランド」または「東京ディズニーシー」いずれかで利用可。9月のみ、2023年9月から起算して、100株以上を3年以上継続保有(3月・9月の株主名簿に連続7回以上記載)の場合1枚追加。2023年9月のみ100株以上を2018年9月から継続して保有した株主には4枚追加
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 第5位は、東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランド。非常に人気の高い優待株ですが、株価高騰でここ数年は人気上位に入っていませんでした。しかし、2023年4月1日に1株を5株にする株式分割を行い、100株・約53万円から購入できるようになり、今期は人気第5位に急浮上しました。

 同社の優待は東京ディズニーランドまたは東京ディズニーシーの1デーパスポート。

 9月末は2,000株以上(投資金額約1,060万円)で1枚と、非常にハードルが高くなっています。3月末株主には500株保有(約265万円)で1枚の1デーパスポートが贈呈されます。

 ただし、今回の2023年9月末から長期保有株主向け優待制度が変更になり、9月末に100株以上を3年以上継続保有すると、通常優待とは別に1枚、1デーパスポートが贈呈されることになりました。

 同社はコロナ禍で2021年3月期に巨額赤字を計上しましたが、2023年3月期はコロナ前の水準まで業績が回復。

 株価はコロナ禍にもめげず、上場来高値を毎年更新する右肩上がりの上昇が続いており、1デーパスポート1枚獲得を狙って100株を3年間以上継続保有すれば、安定的な株価の値上がりにも期待が持てそうです。

6位:タカラトミー(7867)

権利付き最終月:9月、3月[貸借銘柄]
株価:2,148円(2023年8月9日終値)
配当利回り:1.55%(2023年8月9日時点)
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で自社オンラインショッピングサイトでの商品購入10%割引。3月のみ、100株以上で自社製品
その他条件:自社オンラインショッピングサイトでの商品購入10%割引は1年以上3年未満継続保有の場合30%割引、3年以上は40%割引。買い物限度額10万円(手数料含む)、一部商品除く。自社製品は、2023年は100株以上1,000株未満の株主には「トミカ」2台セット、1,000株以上2,000株未満は「トミカ」4台セット、2,000株以上は「トミカ」4台セットおよび「リカちゃん」1体
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 第6位は玩具メーカーのタカラトミー。同社のメインの優待は3月末で100株保有の場合、オリジナル「トミカ」2台セットが贈呈されます。

 9月・3月末の株主には、公式通販サイト「タカラトミーモール」での買い物が10%割引される特典があります(利用上限額は10万円)。

 保有期間が1年以上になると30%割引、3年以上になると40%割引まで、割引率が上がります。

 同社の2024年3月期は増収増益予想で、年間配当も前期比2.5円増の年間35円に増額される見込みです。

「ポケモンメザスタ」などアミューズメントマシーン事業やガチャ事業が好調で、株価も2023年に入って大きく上昇しています。

7位:アトム(7412)

権利付き最終月:9月、3月[貸借銘柄]
株価:914円(2023年8月9日終値)
配当利回り:ー%(2023年8月9日時点)
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で2,000ポイント、500株以上で1万ポイント、1,000株以上で2万ポイントの株主優待カードのポイント付与
その他条件:1ポイントで1円分
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 第7位は回転すしチェーンのアトム。100株保有で9月・3月末に2,000円分の優待ポイントが贈呈され、同社や同社の親会社であるコロワイド、その子会社のカッパ・クリエイトの店舗で利用できます。

 利用できる店舗はアトム傘下の「にぎりの徳兵衛」「海鮮アトム」「ステーキ宮」のほか、コロワイドの「甘太郎」「北海道」「やきとりセンター」「3・6・5酒場」といった居酒屋まで多数あり、使い道に困ることがありません。

 同社の親会社のコロワイドも9月の人気優待株で、9月・3月末に500株(投資金額約110万円)保有で1万円分の優待ポイントが贈呈されます。

 コロワイド子会社のカッパ・クリエイトも同様に、9月・3月末に100株保有で3,000ポイントが贈呈。

 ポイントは3社いずれも相互利用できます。

 費用対効果でいうと、アトムが100株・約9万円で年間4,000円分、コロワイドが500株・約110万円で2万円分、カッパ・クリエイトが100株・約16万円で6,000円分。  

 株価に対する優待ポイント付与率ではアトムが一番、有利な点が人気の秘密といえるでしょう。

8位:トリドールHD(3397)

権利付き最終月:9月、3月[貸借銘柄]
株価:3,585円(2023年8月9日終値)
配当利回り:0.21%(2023年8月9日時点)
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で30枚、200株以上で40枚、1,000株以上で100枚、2,000株以上で150枚の優待券(100円分)
その他条件:200株以上を1年以上継続保有(3月・9月の株主名簿に同一株主番号で連続3回以上記載)の場合30枚を追加
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 第8位は「丸亀製麺」のトリドールホールディングス。9月・3月末に100株保有で3,000円分の優待券が贈呈されます。

 200株(投資金額約72万円)保有の場合は、9月・3月末に4,000円分の通常優待券がもらえる他、1年以上継続保有すると3,000円分が追加される継続保有優遇制度もあります。

「丸亀製麺」をよく利用する人は200株を1年以上保有すると、年間で1万4,000円分の優待券が贈られるので、食費を大幅に節約できそうです。

 同社の2024年3月期は増収減益予想ですが、海外での大量出店で売上高が大幅に伸びており、株価も上場来高値を更新するほどの上昇が続いています。

 成長期待が高いうちは、さらに株価の一段高が見込めるかもしれません。

9位:コニカミノルタ(4902)

権利付き最終月:9月[貸借銘柄]
株価:468.9円(2023年8月9日終値)
配当利回り:2.14%(2023年8月9日時点)
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で自社オリジナルカレンダー
その他条件:
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 第9位は事務機器メーカーのコニカミノルタ。9月末に100株以上保有で、同社のカレンダーが贈られます。またキンコーズの年賀状印刷サービスがオンラインでは60%割引、店頭では50%割引になる特典などもあります。

 同社は主力事業だったカメラ事業を売却。新たに進出したヘルスケア事業が不調に終わったため、2023年3月期に1,000億円以上の巨額最終赤字を計上しました。

 まだ業績回復の芽は見えていないものの、2024年3月期は世界シェア3割を誇る液晶フィルム事業や主力の複合機、商業印刷などに事業を絞って黒字転換する会社予想になっています。

 株価は400円台で低迷していますが、ここからの底打ち反転に期待したいところです。

10位:ベネッセHD(9783)

権利付き最終月:9月、3月[貸借銘柄]
株価:1,857円(2023年8月9日終値)
配当利回り:3.24%(2023年8月9日時点)
優待発生株数:100株以上
優待内容:100株以上で自社グループ会社商品など
その他条件:自社グループ会社商品を中心とした優待品カタログより1品選択(出版物・通信販売商品・クレジットカードポイント・寄付など)
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 第10位は教育や介護関連事業を展開するベネッセホールディングス。9月・3月末に100株以上保有で一律に、株主優待品カタログから同社グループの商品・サービスを1点選ぶことができます。

 2023年3月期のカタログでは、同社のこどもちゃれんじ、進研ゼミなどの受講費やベネッセ商品の割引に使えるベネッセカード(クレジットカード)のポイント2,600ポイント、子ども向けの絵本、「Challenge中学英和辞典カラー版」のほか、ベネッセの保育園で使用しているだしパック「うまみのいっぽ」、香川県・豊島(てしま)美術館限定の「豊島のレモンフィナンシェ」などの食品・雑貨類など、多数の商品・サービスから1点を選択できました。

 同社をはじめとした教育関連株は、少子高齢化や物価上昇による教育費の削減を嫌気して、株価の低迷が続いています。

 しかし、同社の業績そのものはそれほど落ち込んでいるわけではないので、株価の底打ち反転に期待したいところです。

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