昨日(2016年06月16日)の動向
日銀はこの日の会合で政策の現状維持を決定。黒田総裁は会見を開きましたが、将来の追加緩和について具体的な時期を示することはありませんでした。英EU離脱リスクとFOMC利上げ見送りで、リスク回避モードが高まっていた市場にとっては、「日銀緩和見送り」が格好のドル売り/円買いのタイミングとなり、米ドル/円は、節目の105円をあっさり抜けると2014年8月以来となる103.53円まで急落。
ユーロとポンドの続落と円高でクロス円も円高に動きました。ユーロ/円は2013年1月以来の115.49円、ポンド円は、2013年4月以来の145.39円、また豪ドル/円は2012年6月以来となる75.55円まで大幅下落。ポンド/円は今週すでに7円以上も円高が進んでいます。
しかし、EU残留派の英労働党議員の殺害事件が発生したことが、離脱派への反感につながるとの思惑になって買戻しが入ると、米ドル/円も104円台に戻し、104.221円(前日比-1.776円)で引けました。
2016年06月16日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 106.009 | 106.015 | 103.533 | 104.221 |
ユーロ/円 | 119.388 | 119.442 | 115.494 | 116.975 |
豪ドル/円 | 78.528 | 78.590 | 75.552 | 76.742 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2016年06月17日)の展望
【米ドル/円】
レジスタンスは106.05円(2016年06月16日高値圏)、サポートは 103.53円(2016年06月16日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 106.05 | 106.85 | 103.53 | 102.50 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円のレジスタンスは119.45円(2016年06月16日高値圏)、サポートは 115.49円(2016年06月16日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1321ドル(2016年06月10日高値圏)、サポートは 1.1131ドル(2016年06月16日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 119.45 | 120.32 | 115.49 | 114.75 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
レジスタンスは78.74円(2016年06月16日高値圏)、サポートは 75.55円(2016年06月16日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 78.74 | 79.60 | 75.55 | 75.22 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2016年06月17日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2016年06月17日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 21:30 | (加) 5月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) | 1.6% | 1.7% |
★★ | 21:30 | (加) 5月消費者物価指数(CPIコア)(前年同月比) | 2.0% | 2.2% |
★★ | 24:00 | (欧) ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言 | - | - |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します