昨日(2016年08月04日)の動向
ポンドは急落。BOEはこの日の会合で、2009年以来約7年ぶりの利下げを実施し、政策金利を0.5%から過去最低の0.25%に引き下げるとともに、資産買入れ枠を4350億ポンドに拡大しました。利下げは全会一致。これを受け、ポンド/ドルは1.33ドルから1.31ドルまで大幅下落。ポンド/円も、135円台から132.55円まで値を下げました。
EU離脱決定後の英国PMIは急速に悪化しており、とりわけ企業や住宅への投資意欲が後退していることをBOEは深刻に受け止めました。英政府のEU離脱プロセスが依然不透明な中で、今回の決定は景気後退を食い止める予防手段的な意味合いもありました。カーニー・BOE総裁は、「必要ならば、さらなる利下げができる」と将来の追加緩和も示唆しました。しかし、政策金利は「ゼロを若干上回る水準まで」と、マイナス金利の可能性については否定しています。
米ドル/円は東京時間午前に100.86円まで値を下げましたが、ここからは買いも強く、3営業日連続同水準で反転。東京時間午後には、日経平均がプラス圏に浮上すると共に101円台を回復すると、101.66円の高値をつけました。前日のレンジをなぞる動きで、終値も前日とほぼ変わらず101.218円(-0.028円)でした。
2016年08月04日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 101.192 | 101.666 | 100.862 | 101.218 |
ユーロ/円 | 112.821 | 113.279 | 112.477 | 112.621 |
豪ドル/円 | 76.767 | 77.351 | 76.753 | 77.182 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2016年08月05日)の展望
【米ドル/円】
レジスタンスは102.83円(2016年08月02日高値圏)、サポートは 100.51円(2016年07月11日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 102.83 | 105.53 | 100.51 | 99.90 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円のレジスタンスは114.82円(2016年08月02日高値圏)、サポートは 111.07円(2016年07月11日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1234ドル(2016年08月05日高値圏)、サポートは 1.1052ドル(2016年07月25日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 114.82 | 116.85 | 111.07 | 110.82 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
レジスタンスは78.19円(2016年08月01日高値圏)、サポートは 75.93円(2016年07月11日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 78.19 | 79.74 | 75.93 | 75.04 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2016年08月05日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2016年08月05日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★★ | 21:30 | (米) 7月非農業部門雇用者数変化(前月比) | 18.0万人 | 28.7万人 |
★★★ | 21:30 | (米) 7月失業率 | 4.8% | 4.9% |
★★★ | 21:30 | (加) 7月新規雇用者数 | 1.00万人 | -0.07万人 |
★★★ | 21:30 | (加) 7月失業率 | 6.9% | 6.8% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します