フタをされた金(ゴールド)相場
5月上旬に最高値を更新した円建て(価格の単位が円)の金(ゴールド)先物相場は、その後、横ばいで推移しています。以下のグラフのとおり「フタ」がのっているかのような、頭を押さえられ、上値を伸ばしにくい状態にあります。
また、世界の指標とされ、円建てをけん引する役割があるドル建て金(ゴールド)先物相場は、2,000ドルの節目近辺で、浮いたり沈んだりして、目立った動きをしていません。
図:国内外の金(ゴールド)先物相場の推移
「小動き」や「さえない」という言葉が当てはまる、足元の国内外の金(ゴールド)相場。ともに史上最高値水準にあるため、思い切った上昇を演じにくいのかもしれません。とはいえ、目立った下落も起きていません。なぜこのような動きになっているのでしょうか。そして今後、どのように推移すると考えられるのでしょうか。