4:レバレッジ取引ができる。そのメリットとデメリット
FXの最大の特徴はレバレッジをかけた取引ができること。
多くの金融商品は、手持ちの資金の範囲内でしか売買ができないので、10万円の資金だと10万円以内での取引になりますが、FXでは最高25倍のレバレッジがかけられるので、10万円の資金でも250万円(10万円×25倍)の取引ができます。
レバレッジをかけると少額の資金でも大きな取引ができるという利点がある半面、相場を読み違えると損失にもレバレッジがかかり大損してしまいます。
レバレッジを高くすればするほどハイリスク・ハイリターンになるので、初心者のうちは2~5倍程度の低いレバレッジにとどめておくことが賢明です。
楽天証券の楽天FXの例で言えば、レバレッジ1倍コース、2倍コース、5倍コース、10倍コース、25倍コースの全5コースから選べる「レバレッジ選択機能」が利用できます。こうした機能を上手に使って、ハイリスクな取引を避けるようにしましょう。
この他、レバレッジの設定をせずに証拠金を多めに預けることで、レバレッジを下げることができます。なお、レバレッジ1倍の取引であれば外貨預金と全く同じリスクの取引となり、さらに、手数料が格段に安いので経済的です。
レバレッジ取引は利益が大きくなりますが、相場を読み誤ったとき、損失が際限なく膨らむのではと不安になりますが、これを防ぐ方法として強制ロスカットという仕組みがあります。
この仕組みにより、ある一定の水準に達すると自動的に取引を決済し、基本的には損失が確定するため、際限なく追加資金の入金を求められることはありません。
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まとめ●FXのメリット、デメリットは? |
FX取引はレバレッジを高くするほどハイリスク・ハイリターン。見極めて活用しましょう。 |
次は、FX取引・売り注文のときの留意点について、解説します。
■知識ゼロからの投資・FX入門講座 01 FXって何? 03 FXの特徴は? 05 FXのスタート方法は? 07 レバレッジとは? 08 ロスカットとは? 10 FX取引の流れをナビ! |