※この記事は2020年9月24日に掲載されたものです。
FXでチェックすべき情報は?
為替相場に影響を与える情報は本当にいろいろあります。
米ドル/円のように米ドルが絡む通貨ペアでは、まず米国の主要指標のチェックが欠かせません。
特に、原則毎月第1金曜日に発表される米雇用統計のうち、NFP(非農業部門雇用者数)と失業率の2つは、「予想値」と「発表値」の差が大きいほど大きな影響を与えます。
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また政策金利の引き上げも為替相場に大きな影響を与えます。
例えば米国の中央銀行に当たるFRB(米連邦準備制度理事会)が開くFOMC(米連邦公開市場委員会)で、政策金利のFF(フェデラルファンド)金利の誘導目標を引き上げます(利上げをする)。すると、米ドルの価値が上がるので、米ドル/円では、米ドルを買って円を売る動きが目立ち、為替相場は米ドル高・円安になるというイメージです。
ただ為替には事態をあらかじめ「織り込む」という動きがあります。次に行われるFOMCで利上げが行われるという見方が優勢になると、これを先取りして米ドルを買って円を売る動きが起こる(織り込む)ため、正式な発表時には「織り込み済」となり、逆に十分に高くなっていた米ドルが売られることがよくあります。相場は教科書通りには動かないことを知っておきましょう。
この他にも、経済用語でファンダメンタルズという経済の基礎的要因=先の金利、物価水準、国際収支の状況、地政学的要因と呼ばれる戦争や政変なども、為替相場に影響を与えます。
さらに主要国の大統領や首相の発言によっても為替相場が反応することがあるので、毎日のニュースチェックは欠かせませんね。
多くの証券会社のウェブサイトには、為替相場に影響を与えそうなマーケットの最新情報がたくさん載っているので、毎日チェックするようにしてみると、思いがけない収穫があるかもしれません。
まとめ●FX取引・チェックすべき情報は? |
証券会社のウェブサイトには、為替相場に影響を与えそうなマーケットの最新情報がたくさん載っています。毎日チェックすれば、思いがけない収穫があるかもしれません。 |
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