昨日(2016年08月01日)の動向
月曜日の米ドル/円は、先週末に大きく売られた反動で買い戻されましたが、戻りは鈍く102.68円まで。欧州時間には再び売りが優勢になり、102円前半まで緩みました。この日発表の米7月ISM製造業景況指数は市場予想を下回りましたが、反応は限定的でした。終値は102.413円(前日比-0.339円)。
ポンドは下落。ウィールMPC委員は、英PMI速報値の鈍化を懸念して、タカ派からスタンスを変え、金融緩和を即座に行うべきと主張しましたが、この日の英7月製造業PMIの確報値は48.2と、速報値の49.1からさらに悪化しました。今週木曜日にBOEが利下げする可能性が一段と高まったことで、ポンド/ドルで1.32ドル半ばから1.3162まで売られ、ポンド/円も、135円台後半から7月12日の安値となる134.50円まで下落しました。
対照的にユーロは堅調。全体的なドル売りの動きのなかで先月の高値圏である1.11ドル台後半の水準を維持しました。欧州とドイツの製造業7月PMIが、英EU離脱後のデータにもかかわらず意外としっかりしていたことも支援材料になったようです。
2016年08月01日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 102.161 | 102.687 | 102.084 | 102.413 |
ユーロ/円 | 114.219 | 114.736 | 114.029 | 114.308 |
豪ドル/円 | 77.617 | 78.188 | 77.064 | 77.161 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2016年08月02日)の展望
【米ドル/円】
レジスタンスは105.53円(2016年07月29日高値圏)、サポートは 100.51円(2016年07月11日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 105.53 | 106.75 | 100.51 | 99.90 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円のレジスタンスは116.85円(2016年07月29日高値圏)、サポートは 113.27円(2016年07月12日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1426ドル(2016年06月24日高値圏)、サポートは 1.1052ドル(2016年07月25日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 116.85 | 117.15 | 113.27 | 111.07 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
レジスタンスは78.19円(2016年08月01日高値圏)、サポートは 75.93円(2016年07月11日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 78.19 | 79.74 | 75.93 | 75.04 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2016年08月02日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2016年08月02日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 17:30 | (英) 7月建設業購買担当者景気指数(PMI) | 44.0 | 46.0 |
★★ | 18:00 | (欧) 6月卸売物価指数(PPI)(前年同月比) | -3.4% | -3.9% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します