昨日(2016年07月04日)の動向

月曜日の米ドル/円は、リスク選好モードがやや持ち直して円安に動きましたが、102.80円で頭打ちとなると、その後は米国市場は独立記念日で休場ということもあって、目立った動きは見られず、102.60台を中心にレンジ取引が続きました。終値は102.516円(前日比-0.053円)。

豪ドルは東京朝に下落後、反発。週末行われた豪総選挙は大接戦で決着がつかず、ハング・パーラメントになった場合政治的な不透明感が強まるとの懸念から、豪ドル/ドルは、前週末終値の0.7496ドルから0.7455ドルへ窓を開けてオープンしました。その後はリスク選好モードの改善と資源価格高を支えに、海外時間には0.7544ドルまで回復。この動きにつれて豪ドル/円も、英国民投票日以来の高値となる77.40円まで上昇しました。

ポンド/ドルは1.33ドルを挟んだ動きで、強い方向感は出ませんでした。
英6月建設業PMIは予想50.5に対して46.0と、2009年6月以来の低水準を記録。データは今後さらにEU離脱を織り込み、英PMIは悪化の一途をたどるとの見方が強まっています。その中で、マーケットの注目は、BOEが今日発表する金融安定レポートに集まっています。
ユーロ/ドルは1.11ドル台なかばを維持。ユーロ円も114円台で底堅い動きでした。

2016年07月04日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 102.631 102.803 102.414 102.516
ユーロ/円 114.220 114.507 113.958 114.341
豪ドル/円 76.555 77.402 76.446 77.273

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2016年07月05日)の展望

【米ドル/円】

レジスタンスは103.40円(2016年07月01日高値圏)、サポートは 102.16円(2016年06月29日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 103.40 106.80 102.16 101.39

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円のレジスタンスは114.80円(2016年06月30日高値圏)、サポートは 112.94円(2016年06月29日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1426ドル(2016年06月24日高値圏)、サポートは 1.1010ドル(2016年06月28日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 114.80 121.91 112.94 111.92

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

レジスタンスは81.54円(2016年06月24日高値圏)、サポートは 75.44円(2016年06月29日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 81.54 81.95 75.44 74.54

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2016年07月05日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2016年07月05日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 16:55 (独) 6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 53.2 53.2
★★ 17:00 (欧) 6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 52.4 52.4
★★ 17:30 (英) 6月サービス部門購買担当者景気指数(PMI) 52.8 53.5
★★★ 18:30 (英) カーニー英中銀(BOE)総裁、発言 - -
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します