気になるあの本をチェック!
大インフレ時代! 日本株が強い
答えてくれた人
ビジネス社 編集部長 中澤直樹さん
著者ってどんな人?
エミン・ユルマズさん
エコノミスト、グローバルストラテジスト。複眼経済塾取締役・塾頭。
トルコ・イスタンブール出身。16歳で国際生物学オリンピックの世界チャンピオンに。1997年に日本に留学。日本語能力試験一級を受けて,1年後に東京大学理科一類に合格,その後同大学院で生命工学修士を取得。2006年野村證券入社、投資銀行部門、機関投資家営業部門に携わった後、16年に複眼経済塾の取締役・塾頭に就任。
著書に『それでも強い日本経済!』(ビジネス社)、『日本経済復活への新シナリオ 』(KADOKAWA)、『コロナ後の世界経済』『エブリシング・バブルの崩壊』(以上、集英社)など多数。複眼経済塾は、年4回(3月、6月、9月、12月)塾生を募集。詳しくはコチラ>>
トウシルによるエミンさんのインタビューをチェック!
どんな人にオススメ?
・少し資金に余裕がある人
・株式投資に興味がある人
・モノづくりに関わる営業マンや経営者
この本の、ここが読みどころ!
インフレの時代をネガティブに捉え、「日本経済や企業は大変だ!」と騒ぎ立てる評論家と、真逆の見方をしているのが本書の大きな特徴です。
ウクライナ戦争や中国の覇権志向など、地政学的な最新状況を冷静に分析し、世界経済の「ブロック化」を明示。覚悟を決めて、グローバリズムの終焉を問いかけています。「西側社会で日本経済の存在価値が高まり、日本株が伸びていく」とのシミュレーションは、日本人や日本企業に、大いなる勇気と自信を与えるはず。読むと、気分爽快になる本です!
編集者の制作秘話
著者のエミン氏が最後の最後で、『会社四季報・新春号』の最新分析を「無人化」というキーワードをフックにして書きこんでいただき、価値が増しました。注目すべき会社を、エピソードを交えて具体的に紹介してくださり、とても説得力がありました。地政学的な視点やマクロ経済論だけでも、ユニークで目からウロコが落ちる本になっていましたが、ダメ押しで、本当に役立つ本になりました!
本の中身をちょっと読む!