気になるあの本をチェック!
新版 お金の減らし方
答えてくれた人
SBクリエイティブ株式会社 学芸書籍編集部 藤井翔太さん
著者ってどんな人?
森博嗣さん
1957年愛知県生まれ。小説家、工学博士。某国立大学の工学部助教授の傍ら1996年、『すべてがFになる』(講談社文庫)で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のS&Mシリーズや瀬在丸紅子たちのVシリーズ、『φ(ファイ)は壊れたね』から始まるGシリーズ、『イナイ×イナイ』からのXシリーズがある。その他の著書に『女王の百年密室』(幻冬舎文庫・新潮文庫)、映画化されて話題になった『スカイ・クロラ』(中公文庫)、『トーマの心臓 Lost heart for Thoma』(講談社文庫)などの小説、『森博嗣のミステリィ工作室』『森博嗣の半熟セミナ博士、質問があります! 』(以上、講談社文庫)などのエッセィ、ささきすばる氏との絵本『悪戯王子と猫の物語』(講談社文庫)、庭園鉄道敷設レポート『ミニチュア庭園鉄道』1~3(中公新書ラクレ)、『「やりがいのある仕事」という幻想』『夢の叶え方を知っていますか?』(以上、朝日新書)、『孤独の価値』(幻冬舎新書)、『人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか』(新潮新書)、『集中力はいらない』(SB新書)などの新書も多数。
どんな人にオススメ?
・「お金の増やし方」ばかり考えて、疲れてしまった人
・自分の欲しいものがわからなくなった人
・お金の価値や意味について根本的に考えたい人
この本の、ここが読みどころ!
本書は、2020年4月に刊行された『お金の減らし方』に、森博嗣さんの「新版のまえがき」と古市憲寿さんの「解説」を追加した新版です。
お二人のお金に対するスタンスが対照的で、まずは「新版のまえがき」と「解説」から読むことをおすすめします。古市さんの解説をまず読めば、本書の勘所が掴めます。
編集者の制作秘話
お金に悩むすべての人におすすめです!
どんな人でも自分のお金の使い方を振り返り、さらに人生も変えられる、類のないお金の本です。
著者の森さんの「お金観」は一見、突拍子もないように見えますが、自分自身のお金の使い方を振り返り、これからの生き方について考える良いきっかけになると思います。
特に、帯にも使用した以下の文章は、私たちの生き方を温かく励ましてくれます。
「稼いだお金に応じた生活を、誰もがしている。そうするしかない。余分に稼いだときはさらに遊べば良いし、金が不足しているなら我慢して働くしかない。どちらも必然というか自然である。どちらが偉いということもない。自分の人生計画を持つと、多少は望みの近い方へ近づける、という程度の違いである。」