昨日(2016年07月19日)の動向
休日明け東京市場の米ドル/円は、一時105.64円まで緩んだものの、下値は堅く、海外時間には再び106円台を回復。しかし106.53円の高値をつけた後は伸び悩み、前日とほぼ同レベルの106.12円(前日比-0.046円)で引けました。
一方、欧州通貨は対ドルで下落。ポンド/ドルは1.3073ドル、ユーロ/ドルは1.1000ドルまで売られ、6月27日以来の安値をつけました。本日の会合でECBは現状維持、新たな追加緩和もなしと見られています。市場の関心はむしろ、英EU離脱の影響に対するドラギ総裁見解、そして破たん懸念のあるイタリアの銀行の件にあるようです。
RBAはこの日議事録を公表し、「データを精査し、金融政策が適正となるよう調整する」姿勢を明示しました。RBAが監視している指標は、インフレ率、失業率、そして住宅市場関連の3つで、その中でもインフレ率を最も重視しています。RBAが次回利下げするかどうかは、したがって、来週の第2四半期CPIの結果次第ということになるでしょう。現在金利市場はRBAの利下げ確率を60%織り込んでいます。豪ドル/円は東京時間朝方の80.59円を高値に79.332円まで下落しました。
NZドルは続落。RBNZが、住宅市場のバブル退治のために不動産取引の厳格化方針を打ち出したことが引き金となりました。NZドル/円は、75.27円を高値に、東京時間午前には一時79.19円まで大きく値を下げました。
また、トルコリラ/円は不安定な状態が続き、再び34円台に下がっています。
2016年07月19日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 106.168 | 106.534 | 105.648 | 106.120 |
ユーロ/円 | 117.547 | 117.775 | 116.575 | 116.935 |
豪ドル/円 | 80.494 | 80.598 | 79.332 | 79.613 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2016年07月20日)の展望
【米ドル/円】
レジスタンスは106.80円(2016年06月24日高値圏)、サポートは 105.26円(2016年07月18日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 106.80 | 107.38 | 105.26 | 104.60 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円のレジスタンスは118.40円(2016年07月15日高値圏)、サポートは 115.37円(2016年07月14日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1185ドル(2016年07月05日高値圏)、サポートは 1.0907ドル(2016年06月24日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 118.40 | 121.91 | 115.37 | 114.92 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
レジスタンスは80.98円(2016年07月14日高値圏)、サポートは 78.96円(2016年07月14日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 80.98 | 81.51 | 78.96 | 77.21 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2016年07月20日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2016年07月20日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 17:00 | (南ア) 6月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) | 6.3% | 6.1% |
★★★ | 17:30 | (英) 5月失業率(ILO方式) | 5.0% | 5.0% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します