次に、寄付する時期を考えましょう

 次に考えるべきは、寄付する時期です。例年、年末近くになってから、ばたばたとふるさと納税をする方が多いですが、理想的には、1~3月、4~6月、7~9月、10~12月に分散して寄付する方が良いです。

 なぜならば、寄付する時期によって、受け取れる返礼品が異なるからです。季節に応じた、さまざまな特産品を楽しむことができます。

 多数の自治体に、時期を分散しないで寄付すると、返礼品が一時期に集中する問題もあります。お米のように、保存の効くものならばいいですが、生鮮食料品などは、冷蔵庫に入りきれなくなることもあります。旬のものを、旬のときにいただくには、時期の分散が望ましいといえます。

 とはいっても、ふるさと納税は、1年単位(1月から12月まで)で、寄付上限額を使わなければなりません。今年まだ、ふるさと納税をやっていない方は、今年は11~12月に集中してやらざるを得ません。

 年末近くは、ふるさと納税が集中する時期です。寄付上限までの枠を残したままの人が、駆け込みでふるさと納税をするからです。

 そのため、人気の返礼品は、早めに品切れになってしまいます。12月にふるさと納税するならば、早めにやったほうが得策です。

 今年、ふるさと納税を11~12月に集中させてしまうことになる人は、来年からは、ぜひ1~3月・4~6月・7~9月・10~12月に分散して、寄付するように計画しましょう。

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