FOMC結果がいよいよ発表へ

 世界の株式市場が注目する重大イベントが、今晩あります。11月2日水曜日(日本時間では3日午前3時)、米国の金融政策を決めるFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が発表されます。

 FRB(米連邦準備制度理事会)から0.75%の大幅利上げが発表されることはほぼ確実と見られています。

 株式市場の注目は、日本時間で3日午前3時30分から始まる、パウエルFRB議長の記者会見です。そこで、12月以降のFOMCについて、どのような示唆が出されるかが重要です。

 市場が期待するような「12月以降、引き締めのピッチが緩む」「利上げ停止が視野に入る」メッセージが出るのでしょうか?

 もし、利上げピッチが緩むメッセージがまったく無く、引き続き「景気を犠牲にしてもインフレ抑制のための金融引き締めをやり遂げる」ことだけが強調されると、株式市場はショック安となる可能性もあります。

 市場の期待通り、「引き締めを先行き鈍化させる」メッセージが出れば、株式市場の反発が勢いづく可能性があります。