円安・リオープンで相対的に堅調な日経平均も正念場

 日経平均は米国株より堅調で、まだ年初来安値(2万4,717円)より高い水準です。

日経平均日足:2022年1月4日~9月30日

出所:楽天証券MSⅡより作成

 上の日足チャートをご覧いただくとわかる通り、日経平均は、これまでサポート(下値支持線)として意識されてきた2万5,800円を割り込むリスクが出ています。もし、そこを割り込むと次のサポートは、年初来安値の2万4,700円となります。

 米景気がリセッション入りするリスクが意識される中、年初来安値をつけた3月9日についで二番底をトライするリスクが出ています。

 私は、世界景気はリセッションぎりぎりまで悪化するものの、ぎりぎりリセッションを回避するとメインシナリオで想定しています。その想定通りならば、日経平均は下落しても年初来安値(2万4,700円)を大きく下回ることはないと予想しています。