株式投資と将来のリターン:「今後10年間の投資家の期待収益率は低い」
ゼロヘッジの記事『Asset Bubbles & Forward Returns(資産バブルとフォワードリターン)』によると、バリュエーションに関するあらゆる指標は、投資家が全ての「警戒心」を投げ捨てていることを示唆しているという。以下に抜粋して紹介したい。
以下の図はバリュエーションとフォワードリターンを見るもう一つの方法は散布図である。現在のシラーPER(CAPE)のバリュエーションでは、今後10年間の米国株の実質的なトータルリターンはゼロに近い。
シラーPER(CAPE)
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現在のシラーPER(CAPE)のバリュエーションでは、今後10年間の米国株の実質的なトータルリターンはゼロに近い
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出所:ゼロヘッジ
シラーPER(CAPE)のバリュエーションと10年の実質リターン
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出所:ゼロヘッジ
バリュエーションは、マーケットタイミングを計る指標としては最悪だ。しかし、短期的には、バリュエーションは市場心理の全てを教えてくれる。
長期的には、バリュエーションは期待収益についての最高の指標だ。バブルは投資家の「高く買って安く売る」症候群であり、アロケーションは将来のリターンについても多くを語ることになるのは当然である。
どれだけ多くのバリュエーション指標を用いても、メッセージは同じである。現在のバリュエーションレベルから見ると、今後10年間の投資家の期待収益率は低いだろう。
バフェット指標
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長期の株式投資で個人投資家が成功するにはひたすら長期的な投資チャンスを「待つ」ことがポイントである。焦ったり、追い込まれた状態で大きな勝負をしてはいけない。相場は明日もやっている。