「明るい金(ゴールド)の話」は可能(2)

 前回述べたとおり、金(ゴールド)には、魔性の性質があります。それゆえ、暗い材料だけでなく明るい材料がある時でも、価格は上昇し得ます(2009年と2020年の米国の大規模な金融緩和時は、好景気期待による株高と金(ゴールド)高が同時に起きた)。

 また、できるだけ「不安」の力を借りずに分析をする試みは、「求められる人物像」に近づくことに似ています。金(ゴールド)市場の環境が複雑化したという「変化に気づき」、「不安」だけで安易に分析しようとしない「強じんな心を養う」ことに結び付くためです。

「変化に順応でき、強じんな心と高いコミュニケーション力を有する人」という、現在の「求められる人物像」に近づくことができた人は、大衆投資家がたどり着くことができない「花の山(望んだとおりの利益を獲得できる世界)」に行きつくことができると、考えます。

「人の行く裏に道あり花の山」は、相場格言の一つです。「過去の常識」に縛られがちな金(ゴールド)市場において、いち早く「現在の常識」を取り入れ、不安の力を借りず、材料の俯瞰と影響力の足し引きができた人が「花の山」にたどり着けると、筆者は考えています。

 まずは明るく「不安抜き」で金(ゴールド)の話をしてみることから、始めてみましょう。

[参考]投資リテラシー別、金(ゴールド)関連商品(一例)

※級は筆者の主観

初級:純金積立、投資信託(当社では、楽天ポイントで投資信託を購入することが可能)

純金積立・スポット購入
ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)
ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり)
三菱UFJ 純金ファンド
UBSゴールド・ファンド(為替ヘッジあり)

中級:関連ETF、関連個別株

SPDRゴールド・シェア(1326)
NF金価格連動型上場投資信託(1328)
純金上場信託(金の果実)(1540)
NN金先物ダブルブルETN(2036)
NN金先物ベアETN(2037)
SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト(GLDM)
iシェアーズ ゴールド・トラスト(IAU)
ヴァンエック・金鉱株ETF(GDX)
バリック・ゴールド(GOLD)
アングロゴールド・アシャンティ(AU)
アグニコ・イーグル・マインズ(AEM)
フランコネバダ・コーポレーション(FNV)
ゴールド・フィールズ(GFI)

上級:商品先物、CFD

国内商品先物
海外商品先物
商品CFD