1942 関電工 東証プライム

PER(株価収益率)8.2倍、PBR(株価純資産倍率)0.6倍、配当利回り3.35%

 2022年4月28日に実績と予想を発表。2022年3月期本決算は、前期比で営業利益+2.0%の306.43億円、経常利益+2.3%の317.54億円の増収・増益でした。2023年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+4.4%の320.00億円、経常利益+3.3%の328.00億円と2期連続の増収・増益の見通し。

 2020年3月19日に750円のコロナ相場での安値からの反発で、3月27日に893円まで自律反発し、ここから4月3日に815円まで押し目を入れて5月28日に1,022円まで上昇しました。ここから再下落となって10月30日に774円まで下げ、その後、大幅上昇となって2021年4月16日に1,055円の年初来高値更新となりました。

 ここをピークに下降トレンド(B)へ転換し、12月1日に800円まで下げて2022年1月4日に898円まで反発したあと、下降トレンド(B)に沿った下落となり、5月19日に793円まで下げて目先の底打ちとなって反発しているところです。

6498 キッツ 東証プライム

PER(株価収益率)9.94倍、PBR(株価純資産倍率)0.75倍、配当利回り3.58%

 2022年5月9日発表。2022年12月期本決算予想は、前期比で営業利益+11.2%の100.00億円、経常利益+8.1%の97.00億円と2期連続の増収・増益の見通し。

 コロナ相場前の高値である2020年2月6日の790円から3月13日に476円まで下げて三角保ち合い(A)を形成しました。この中でもみあい、その煮詰まったところで2021年2月26日の563円を安値に上放れして上昇トレンド(B)を形成しました。

 この上昇トレンド(B)の中で、9月14日に893円の年初来高値をつけて調整入りとなり、今年(2022年)の3月8日の604円を昨年9月14日の893円の高値からの信用期日3月13日を前にして、当面の底打ちとなっています。

 ここから3月14日に741円まで上昇後、三角保ち合い(C)となり、5月13日の627円を安値に反発となって三角保ち合いを上放れし、6月8日に719円まで上昇しています。大きな調整を待つスタンスとなります。

8892 日本エスコン 東証プライム

PER(株価収益率)8.85倍、PBR(株価純資産倍率)1.24倍、配当利回り4.94%

 2022年4月27日発表。2022年12月期本決算予想は、前期比で営業利益+34.9%の140.00億円、経常利益+34.1%の122.00億円と3期ぶりの増収・増益の見通し。

 2020年1月24日の985円をコロナ相場前の高値とし、ここから大幅下落となって3月13日に500円で底打ちとなり、上昇トレンド(A)となりました。この中で6月10日に863円まで上昇後、8月3日に680円まで押し目を入れ再上昇となって、10月15日に1,002円の年初来高値をつけました。

 ここから10月30日に834円まで押し目を入れて、11月27日に947円まで上昇し、ここを2番天井にして2021年2月1日に721円まで下げました。その後の動きは、終値ベースでは725~831円のボックス相場(B)へと移行しています。

 長いもみあいは、上放れか下放れするのを待つところですが、このボックス相場は上値には大きなフシが控えており、上放れしてもそれほどの上昇は期待できません。全体相場が大きく下げて下放れを待つのがポイントといえます。

 まず721円を切るのを確認し680円を切ると、まず600円を目指すことになり、この水準で買い戻し、もしくは新規の買いということになります。上放れに投資するなら840円を上にぬけるのを確認して900円水準の利食いとなります。

3003 ヒューリック 東証プライム

PER(株価収益率)11.16倍、PBR(株価純資産倍率)1.31倍、配当利回り3.64%

 2022年4月27日発表。2022年12月期本決算予想は、前期比で営業利益+7.4%の1,230.00億円、経常利益+4.9%の1,150.00億円の増収・増益の見通し。

 2020年2月10日の1,389円のコロナ相場前の高値から、大幅下落となって3月13日に858円で底打ちとなりました。その後3月31日に1,140円まで自律反発後、4月9日に931円まで押し目を入れ再上昇となって6月4日に1,165円まで上昇しました。

 ここから再下落となって7月31日の903円で2番底をつけ、上昇トレンド(A)に転換しました。この中で2021年3月19日に1,356円で上昇して5月14日に1,144円まで押し目を入れ、ここからの上昇で9月14日に1,412円の年初来高値更新となりました。

 ここをピークに急落となって上昇トレンド(A)を切って、もみあい10月6日に1,207円まで反発しましたが、翌日10月7日には1,113円まで下げました。この10月6日の1,207円を高値に今年の3月8日に982円まで下げ、ここを安値に三角保ち合い(B)を形成し、5月19日の1,017円の安値から上放れとなっています。

5401 日本製鉄 東証プライム

PER(株価収益率)5.9倍、PBR(株価純資産倍率)0.57倍、配当利回り7.13%

 2022年5月10日発表。2022年3月期本決算は、前期比で営業利益+7,288.6%の8,409.01億円、経常利益+9,533.7%の8,165.83億円の増収・増益でした。

 2021年1月28日の1,185円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、5月11日に2,355円まで上昇後、7月21日に1,748円まで下げ、ここからの反発で9月14日に2,381円の年初来高値更新となりました。ここをピークに短期の下降トレンド(B)を形成し、この中で12月1日に1,691円の安値をつけました。

 チャートの動きをみると1,700~2,358円の大きなボックス相場となっており、2021年1月28日の1,185円と12月1日の1,691円を結ぶ上昇トレンド(A)の中で、12月1日の1,691円からチャートの動きはボックス相場の中で上向きとなっています。好業績で高配当であり日経平均株価が上を目指せば上昇余地があると思われます。