今週の指標:ドル/円

 先週は、ドルは目先のピークとなって一服しましたが、FRBは政策金利の引き上げを通して金融正常化を進めていくことから、ドル買いは継続することになります。

 今週、発表される5月NY連銀製造業景気指数、4月小売売上高などが市場予想を上回れば長期金利は底堅く推移することになりドルは下げ渋ることになります。

先週の動き

 先週は、週始めの9日(月)は、FRBによる積極的な金融引き締めによる警戒感が続く中、10年債利回りが一時3.2%まで上昇したことで、一時、ドルも131.34円まで買われましたが、ナスダックが大きく売られ、NYダウも▲653ドルの3万2,245ドルと3日続落となりました。

 ここで為替も一服となって130円をはさんだもみあいとなっていましたが、12日(木)には10年債利回りが低下し、ドルも128.3円まで下げましたが、週の終値は買い戻され129.28円でした。