2022年4月個人投資家に人気だった銘柄は!?
2022年4月 米国株式買付金額ランキング
順位 | ティッカー | 前月順位 | 銘柄名 | 関連するテーマ | |
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1 | SOXL | 2 | Direxion デイリー 半導体株 ブル 3倍 ETF | レバレッジETF、半導体 | |
2 | TSLA | 4 | テスラ | 電気自動車 | |
3 | SOXS | 9 | Direxion デイリー 半導体株 ベア 3倍 ETF | レバレッジETF、半導体 | |
4 | VTI | 3 | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF | ETF、米国株式 | |
5 | NVDA | 7 | エヌビディア | 半導体関連 | |
6 | NAT | 544 | ノルディック・アメリカン・タンカーズ | タンカー会社 | |
7 | VOO | 5 | バンガード・S&P 500 ETF | ETF、S&P500 | |
8 | TECL | 6 | Direxion デイリー テクノロジー株 ブル 3倍 ETF | レバレッジETF、 テクノロジー | |
9 | CPE | 226 | キャロン・ペトロリアム | 石油・天然ガス | |
10 | SPXL | 8 | Direxion デイリー S&P 500 ブル3倍 ETF | レバレッジETF、S&P500 | |
※楽天証券内買付金額ベース。2022年4月1日~4月30日、国内約定日ベース。 |
楽天証券における4月の米国株式月間買付金額ランキングでトップとなったのは、Direxion デイリー 半導体株 ブル 3倍 ETF(SOXL)で、6カ月連続トップ5入りと取引が活発でした。日本の個人投資家が自由に取引できる米国上場レバレッジETF(上場投資信託)は、現在Direxion社の商品のみとなっていることもあり、TOP10には4銘柄もランクインしています。
高配当銘柄連動ETFや主要指数連動ETFをポートフォリオに取り入れるのは一般的とも言えそうですが、相場の乱高下が激しい場面であえてリスクを取り、レバレッジもので勝負するのも選択肢のひとつかもしれません。
6位にランクインしたノルディック・アメリカン・タンカーズ(NAT)は、原油タンカーを所有し世界中に輸送する海運大手で、大型船スエズマックスタンカーを20隻以上保有しています。コロナ禍による原油市況を背景に、2021年において原油タンカー運賃は過去最低水準に落ち込んでいました。
しかし、今年2月からのロシアによるウクライナ侵攻を受け、各国がロシアへの経済制裁を発表しています。今後もし原油も経済制裁対象に加われば、原油価格のさらなる高騰や原油輸入先の変更などで石油タンカー需要は旺盛になると予想されます。
2022年4月 中国株式買付金額ランキング
順位 | ティッカー | 前月順位 | 銘柄名 | 関連するテーマ | |
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1 | 3800 | 4 | 協キン科技控股(GCLテクノロジー) | 太陽電池原材料の世界大手 | |
2 | 9988 | 3 | 阿里巴巴集団控股(アリババ・グループ・ホールディング) | ネット通販最大手 | |
3 | 1490 | 8 | 車市科技(チューシー・テクノロジー) | 自動車広告サービス | |
4 | 1810 | 5 | 小米集団(シャオミ) | スマホ大手 | |
5 | 883 | 33 | 中国海洋石油(CNOOC) | 石油・ガス | |
6 | 2800 | 2 | Tracker FUND OF HONG KONG(トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン) | ハンセン指数連動のETF | |
7 | 386 | 15 | 中国石油化工(シノペック) | 石油・ガス | |
8 | 2899 | 81 | 紫金鉱業集団(ズージン・マイニング) | 砿業 | |
9 | 700 | 1 | 騰訊控股(テンセント・ホールディングス) | インターネットサービス大手 | |
10 | 1772 | 27 | 江西カン鋒リ業(ジャンシー・ガンフォン・リチウム) | リチウム製品関連 | |
※楽天証券内買付金額ベース。2022年4月1日~4月30日、国内約定日ベース。 |
楽天証券における中国株式月間買付金額ランキングの4月トップとなったのは、GCLテクノロジー(3800)で、2カ月連続でTOP5入りを果たしました。蘇州や徐州に開発・生産拠点を置く企業で、太陽電池の原材料となる多結晶シリコンやウエハー生産の世界大手です。
2021年末のウエハー生産能力は50ギガワット、ロッドシリコンは4.5万トンに達し、太陽電池素材の価格上昇と市況改善を背景に、2021年12月本決算では売上高が前年比34.3%増の196億9,800万元、黒字転換を果たしました。
5位と7位にそれぞれランクインした中国海洋石油(883)と中国石油化工(386)はいずれも中国の石油大手ですが、前者は海底油田の探査・開発から原油および天然ガスの生産・販売まで手掛ける石油開発企業、後者は石油製品の生産・販売からパイプライン運営まで手掛ける石油元売り企業です。
2022年1-3月期の決算速報によると、中国海洋石油の売上高は前年同期比73.5%増の908億9,800万元、中国石油化工の売上高は同じく33.8%増の7,713億8,600万元、両社とも大幅増収となっています。