波乱含みの2022年。株式一辺倒から分散投資へ目覚める

――金にしてもコモディティにしても、今すぐに投資すると高値つかみになる可能性はないでしょうか?

吉岡 確かに足元は「世界の穀物庫」といわれるウクライナ危機の影響で、金や原油、天然ガスといったエネルギー価格だけでなく、小麦、トウモロコシといった穀物価格もかなり急騰しています。まとまった資金を投資するなら、ある程度状況が収まって、価格が落ち着いてからのほうがいいかもしれません。

 ただ、これから投資を始めるという方が少額資金で毎月積立投資をしていくのなら、今から始めてみても良いかもしれません。積立投資であれば、平時になって価格が少し下がってくれば、その分、たくさんの口数を買うことができます。長期間積み立てを続ければ、次に大きな危機が来たときでも、積立投資の効果を実感できるかもしれません。

「足元の相場環境がいいから、急いで買おう」ということではなく、「きっと、将来の危機のときにも大切な資産を守ってくれるから、長い目で投資しよう」という長期的な視線が大切だと思いますね。

――残念ながら、少額投資非課税のつみたてNISAで買える投資信託には、金やコモディティファンドは含まれていません。

吉岡 確かにつみたてNISAでは買えません。ただ、楽天証券の投信積立のように、普通の投資信託に関しても月々決まった額を毎月、自動的に積み立ててくれる投資手法はあります。

 今の自分のポートフォリオと相談して、「米国株に偏りすぎているかもしれない」と不安に感じているのであれば、現状の積立投資は継続しながら、金やコモディティへの分散投資もプラスすることを考えてみてはいかがでしょうか。

 または、金やコモディティの価格高騰が少し落ち着いたところで、まとまった額を投資したり、毎月少額積立投資を始めてみたりするのも良いかもしれません。金もコモディティもある意味、主役にはなりにくい資産かもしれません。ただ、いざというときは、頼りになるのではないでしょうか。

――投資初心者にとっては、ぱっとイメージしやすい金のほうが始めやすいかもしれません。ただ今後は、ロシア産の原油や穀物に禁輸措置がとられるなどの影響で価格の上昇が見込まれるコモディティも、選択肢の一つかもしれません。

吉岡 いずれにしても、リスクをとらないとリターンが得られないのが投資の世界です。短期的には波風はあるものの、過去のデータを見ると長期投資することでリターンの安定性が高まることが期待されます。

 一番よくないのは、今回のような短期的な株価の急落に不安を感じて、投資をやめてしまうこと。じゃあ投資をやめないためには何が必要かというと、やはり、いろいろな資産に投資して、リスクを分散することだと思います。

 大切な資産の一部をインフレや地政学的リスクにも強い金やコモディティに少しだけ分散投資することで、米国株だけ保有しているより、いざというときも、安心して長期投資に臨める、というわけですね。その意味でも、少額資金でもさまざまな資産に分散投資できる投資信託という「武器」をフル活用していただきたいですね。

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設定・運用…三菱UFJ国際投信株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第404号/一般社団法人投資信託協会会員/一般社団法人日本投資顧問業協会会員

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