時間分散しながら買い増し

 結論は毎週申し上げていることと同じです。日本株は割安な水準に低下しており、長期投資で買い場と考えています。ただし、短期的にはさらなるショック安が続く可能性があり、時間分散しながら買い増ししていく必要があります。

 景気・企業業績が良好な中で、株安が続いてきたことで、東証一部の予想PER(株価収益率)は13.7倍まで低下しており割安と判断しています。下げ止まりが近づいている可能性があると考えています。

 リスクは、このままウクライナ情勢が泥沼化する中で、欧州景気・世界景気が急速に悪化することです。中国の不動産バブル崩壊、米国の利上げなども重なって、年後半に世界が景気後退期に入るならば、日経平均の下値はさらに大きくなります。ただし、現時点でその可能性は低いと判断しています。

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