2022年2月中に買った&売った銘柄

 ポイント投資で保有している銘柄のうち、2月中に売ったり、ポイントで買い足したりした銘柄とその理由を解説します!

売った銘柄

 好成績の欄で解説した株式以外で売却した銘柄は以下のとおりです。

▼【ETF】
NF NASDAQ-100(1545)
上場米国株式S&P500(1547)
WTI原油価格連動型上場投信ETF(1671)
東証マザーズETF(2516)

 米国株ETF・東証マザーズETFはリバウンドが止まったところでクローズ。*WTI原油ETFはロシアのウクライナ侵攻後に利益確定しました。

 ただ、早売りになるかもしれません。このうちS&P500に連動する上場米国株式、NASDAQ連動ETFは、開戦後に買い戻しました。過去の戦争では、開戦後に購入すると一時的に下落するものの、数カ月後には戻る傾向にあります。

*WTIとは…ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で取引されている米国の代表的な原油の先物商品。西テキサス地方で算出される原油で、含有硫黄分が少なく良質な原油として人気が高い。

NF金価格連動型上場投資信託(1328)
NF日経平均ダブルインバース(1357)
純パラジウム上場信託(1543)
NF日経レバ連動型上場投信(1570)

 金ETFは、有事の上昇を予想し、パラジウムはロシアの生産シェアが高いので、上昇を期待して購入し、利益確定。こちらも早すぎたかもしれません。また、月の途中は**インバース・レバレッジETFを機動的に売買しました。

**短期の値幅取りや、保有株の下落リスク回避(ヘッジ)などに適したETF銘柄のこと。

▼【投資信託】
楽天レバレッジNASDAQ-100(レバナス)

 NASDAQ-100指数(米ドルベース)の値動きに対して、おおむね2倍程度となることを目指す投信です。ドル建てなのでドル/円の変動は無関係となります。ハイリスクで、上がったり下がったりするボックス相場では、基準価格に悪影響が出る点に注意が必要です。▲10%で損切りし、下旬に買い戻しました。今月は3,000円と多めに購入。

▼【株式】
ブリッジインターナショナル(7039)
日産自動車(7201)
良品計画(7453)
アイフル(8515)
ヤマダホールディングス(9831)
ソフトバンクグループ(9984)

 ロシアの侵攻が現実的になりつつあったので、保有していた日本株を売却。開戦後は底値圏だと判断して、日産自動車・良品計画以外を買い戻しました。日産はロシアにも生産拠点があることから、しばらくは様子見します。

エムスリー(2413)
かどや製油(2612)
ENEOSホールディングス(5020)
日本製鉄(5401)
メイホーホールディングス(7369)
グッドスピード(7676)
三菱UFJフィナンシャルG(8306)
東日本旅客鉄道(9020)
日本電計(9908)

 かどや製油・ENEOS・日本製鉄・三菱UFJ FG・日本電計はバリュー投資、エムスリー・メイホー・グッドスピードはリバウンド、JR東日本はリオープンの観点で購入しましたが、買ったら下落のオンパレードとなって早々に撤退。2月の日本株はうまくいかず、大苦戦を強いられました。

▼【米国株】
ヘス(HES)
デルタ航空(DAL)
パイオニア ナチュラル リソーシーズ(PXD)
BP PLC ADR(BP)
カーニバル(CCL)
ダウ・インク(DOW)
ダイヤモンドバック・エネルギー(FANG)
フォード・モーター(F)
インターナショナル・ペーパー(IP)
YPF(YPF)
バーテックス・ファーマシューティカルズ(VRTX)
リパブリック・ファ-スト・バンコープ(FRBK)
ペトロレオ・ブラジレイロ・ペトロブラス(PBR)
エクソンモービル(XOM)
シェブロン(CVX)
KOSMOS ENERGY LT(KOS)
ISHARES COMMODIT(GSG)
FLEX LNG LTD(FLNG)
ROKU(ROKU)

 ロシアがウクライナに侵攻した際に、サイバーセキュリティ銘柄・ハイテク株ETFにスイッチングするために、持っていた米国株のうち、上記の銘柄を売却。KOS・GSG・FLNG・ROKUは2月に購入した銘柄で、結果的にはスイングトレードになりました。エネルギー・銀行関連とROKUは大きなプラスを獲得!

買った銘柄

 これまで述べたもの以外で購入した銘柄について解説します。

▼【株式】
マネーフォワード(3994)

 個人向け家計簿アプリ、法人向けの会計・人事クラウドを展開している企業です。ロシアのウクライナ侵攻後は、FRBの金融引き締めのスピード低下が見込まれるからか、全体的にグロース株がリバウンドし始めたので購入しました。

 欧米の投資家好みのサブスクサービスを展開しており、グロース株の中では将来有望だと考えています。リバウンドが止まったら利益確定する予定です。

▼【米国株】
Direxion デイリー S&P500 ブル3倍 ETF(SPXL)
Direxion デイリー テクノロジー株 ブル 3倍 ETF(TECL)

 ロシアのウクライナ侵攻によって、しばらくは高いインフレ率を許容できる正当な理由ができたことから、景気が大幅に減速するような急速な利上げの可能性は減少しました。

 また、米国のハイテク株は過去15年間でアンダーウエート・弱気が最高水準になっており、かつNASDAQのショート(空売り)が膨張しています。

 以上を総合考慮して、4月中旬ごろまではハイテク株のリバウンド相場が来る可能性があると考えて、3倍ETF(通常の3倍の値動きをする振れ幅の大きいETF)を購入しました。ただし、リスクは高く、上記のレバナス解説で述べた減価リスクもあります。初心者の方には、レバレッジなしのETFがおすすめです。