2022年2月末時点のポイント投資資産「292万2,213円」

 こんにちは、ポイント投資を実践している、まつのすけです。楽天ポイントを使ったポイント投資で300万円を目指しています。今月は市況が大きく動いたので機動的に売買しました。エネルギー株・バリュー株→グロース株にスイッチングし、トータルでは日本株・米国株がプラスでした。

 2022年2月末時点での、ポイント投資で得た資産を発表しましょう! 株式はトータルプラス、投資信託と暗号通貨の保有分は下落。ポイント投資で得た資産は、2月末時点で合計292万2,213円。前月末の残高と比較してポイント投資による資産額は24万7,204円となりました。

2月にゲットした楽天ポイントは7,699ポイントで、そのうち、投資に使える通常ポイントは1,030ポイントでした。今月は主に日本株・米国株で資産が増えました。

2022年2月の概況&好成績銘柄TOP3!

 今月は国際情勢が不安定になり、1月末からのリバウンドが止まりました。米国の中間選挙年の季節特性では、2月上旬~下旬は軟調な傾向にあるので、多くの持ち株を売却しました。月中はこまめに売買しましたが、やはり思うように利益が上がらず撤退を繰り返す日々。

 下旬にロシアがウクライナに開戦した後は、セリング・クライマックス感が出てきたので、株式を買い戻しました。株式で成績が良かったのは、以下3銘柄です。

Direxion デイリー ダウ・ジョーンズ・インターネット ブル3倍 ETF(WEBL)
騰落率: 19.66%
 ダウ・ジョーンズ・インターネット総合指数の3倍の日次投資結果を目指すETF(上場投資信託)です。インターネット関連の40銘柄で構成。戦争の勃発によって、FRB(米連邦準備制度理事会)の金融引き締めスタンスが弱まり、激しく売り込まれてきた巣ごもりインターネット関連のリバウンドが期待できると考えました。

クラウドストライク(CRWD) 
騰落率:
12.83%
 ロシアによるサイバー攻撃が行われ、今後は世界的に政府・企業いずれもサイバーセキュリティの需要は増加の一途をたどると考えて、サイバーセキュリティ関連の代表的な上場企業を購入。ただし、指標面では非常に割高なハイパーグロース株で、3月には決算が控えており、軟調な決算が発表されたら暴落リスクもある点に注意が必要です。

 マテル(MAT)
騰落率: 10.57%
 世界中で玩具製品(Barbie・UNOなど)を製造・販売する企業です。バリュー株投資の観点で購入したところ、好決算発表で大幅に上昇したので、利食い千人力の観点でクローズしました。

 ポイント投資で購入し、今も保有している投資信託は、NASDAQ次世代50と新興国株式はプラスで、それ以外はマイナスでした。

▼ポイントで買って保有している投資信託・騰落率ランキング

iFreeNEXT NASDAQ次世代50 2.33%
楽天・新興国株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(新興国株式)) 0.53%
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)) ▲0.07%
楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド ▲0.14%
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式)) ▲0.25%
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) ▲0.80%
ひふみプラス ▲0.88%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) ▲0.95%
<購入・換金手数料なし>ニッセイ 外国株式インデックスファンド ▲1.10%
野村インデックスファンド・米国株式配当貴族(Funds-iフォーカス米国株式配当貴族) ▲1.10%
netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし) ▲1.22%
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス ▲1.66%
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし) ▲1.69%
iFree NYダウ・インデックス ▲1.77%
キャピタル世界株式ファンド ▲1.84%
iFreeNEXT FANG+インデックス ▲2.91%

※月の途中に売買した分では、楽天レバレッジNASDAQ-100(愛称:レバナス)を▲10%で損切りし、買い直しました。

2022年2月中に買った&売った銘柄

 ポイント投資で保有している銘柄のうち、2月中に売ったり、ポイントで買い足したりした銘柄とその理由を解説します!

売った銘柄

 好成績の欄で解説した株式以外で売却した銘柄は以下のとおりです。

▼【ETF】
NF NASDAQ-100(1545)
上場米国株式S&P500(1547)
WTI原油価格連動型上場投信ETF(1671)
東証マザーズETF(2516)

 米国株ETF・東証マザーズETFはリバウンドが止まったところでクローズ。*WTI原油ETFはロシアのウクライナ侵攻後に利益確定しました。

 ただ、早売りになるかもしれません。このうちS&P500に連動する上場米国株式、NASDAQ連動ETFは、開戦後に買い戻しました。過去の戦争では、開戦後に購入すると一時的に下落するものの、数カ月後には戻る傾向にあります。

*WTIとは…ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で取引されている米国の代表的な原油の先物商品。西テキサス地方で算出される原油で、含有硫黄分が少なく良質な原油として人気が高い。

NF金価格連動型上場投資信託(1328)
NF日経平均ダブルインバース(1357)
純パラジウム上場信託(1543)
NF日経レバ連動型上場投信(1570)

 金ETFは、有事の上昇を予想し、パラジウムはロシアの生産シェアが高いので、上昇を期待して購入し、利益確定。こちらも早すぎたかもしれません。また、月の途中は**インバース・レバレッジETFを機動的に売買しました。

**短期の値幅取りや、保有株の下落リスク回避(ヘッジ)などに適したETF銘柄のこと。

▼【投資信託】
楽天レバレッジNASDAQ-100(レバナス)

 NASDAQ-100指数(米ドルベース)の値動きに対して、おおむね2倍程度となることを目指す投信です。ドル建てなのでドル/円の変動は無関係となります。ハイリスクで、上がったり下がったりするボックス相場では、基準価格に悪影響が出る点に注意が必要です。▲10%で損切りし、下旬に買い戻しました。今月は3,000円と多めに購入。

▼【株式】
ブリッジインターナショナル(7039)
日産自動車(7201)
良品計画(7453)
アイフル(8515)
ヤマダホールディングス(9831)
ソフトバンクグループ(9984)

 ロシアの侵攻が現実的になりつつあったので、保有していた日本株を売却。開戦後は底値圏だと判断して、日産自動車・良品計画以外を買い戻しました。日産はロシアにも生産拠点があることから、しばらくは様子見します。

エムスリー(2413)
かどや製油(2612)
ENEOSホールディングス(5020)
日本製鉄(5401)
メイホーホールディングス(7369)
グッドスピード(7676)
三菱UFJフィナンシャルG(8306)
東日本旅客鉄道(9020)
日本電計(9908)

 かどや製油・ENEOS・日本製鉄・三菱UFJ FG・日本電計はバリュー投資、エムスリー・メイホー・グッドスピードはリバウンド、JR東日本はリオープンの観点で購入しましたが、買ったら下落のオンパレードとなって早々に撤退。2月の日本株はうまくいかず、大苦戦を強いられました。

▼【米国株】
ヘス(HES)
デルタ航空(DAL)
パイオニア ナチュラル リソーシーズ(PXD)
BP PLC ADR(BP)
カーニバル(CCL)
ダウ・インク(DOW)
ダイヤモンドバック・エネルギー(FANG)
フォード・モーター(F)
インターナショナル・ペーパー(IP)
YPF(YPF)
バーテックス・ファーマシューティカルズ(VRTX)
リパブリック・ファ-スト・バンコープ(FRBK)
ペトロレオ・ブラジレイロ・ペトロブラス(PBR)
エクソンモービル(XOM)
シェブロン(CVX)
KOSMOS ENERGY LT(KOS)
ISHARES COMMODIT(GSG)
FLEX LNG LTD(FLNG)
ROKU(ROKU)

 ロシアがウクライナに侵攻した際に、サイバーセキュリティ銘柄・ハイテク株ETFにスイッチングするために、持っていた米国株のうち、上記の銘柄を売却。KOS・GSG・FLNG・ROKUは2月に購入した銘柄で、結果的にはスイングトレードになりました。エネルギー・銀行関連とROKUは大きなプラスを獲得!

買った銘柄

 これまで述べたもの以外で購入した銘柄について解説します。

▼【株式】
マネーフォワード(3994)

 個人向け家計簿アプリ、法人向けの会計・人事クラウドを展開している企業です。ロシアのウクライナ侵攻後は、FRBの金融引き締めのスピード低下が見込まれるからか、全体的にグロース株がリバウンドし始めたので購入しました。

 欧米の投資家好みのサブスクサービスを展開しており、グロース株の中では将来有望だと考えています。リバウンドが止まったら利益確定する予定です。

▼【米国株】
Direxion デイリー S&P500 ブル3倍 ETF(SPXL)
Direxion デイリー テクノロジー株 ブル 3倍 ETF(TECL)

 ロシアのウクライナ侵攻によって、しばらくは高いインフレ率を許容できる正当な理由ができたことから、景気が大幅に減速するような急速な利上げの可能性は減少しました。

 また、米国のハイテク株は過去15年間でアンダーウエート・弱気が最高水準になっており、かつNASDAQのショート(空売り)が膨張しています。

 以上を総合考慮して、4月中旬ごろまではハイテク株のリバウンド相場が来る可能性があると考えて、3倍ETF(通常の3倍の値動きをする振れ幅の大きいETF)を購入しました。ただし、リスクは高く、上記のレバナス解説で述べた減価リスクもあります。初心者の方には、レバレッジなしのETFがおすすめです。

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投資初心者&ポイ活初心者の質問に、まつのすけさんが答えます!

Q 「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)やNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)の加入を検討しています。投資の勉強のために、ポイント投資を始めました。ポイント投資をする際に、スポット買いと毎月積み立て投資がありますが、長期間の運用に向いているのは、どちらの買い方なんでしょうか? リスク分散を考えて毎月積み立て投資でしょうか」

A 毎月獲得した少額のポイントについては、ポイントがある程度貯まるのを待って、そのつど購入していけばいいと思います。投資信託の場合は積み立て投資の一部に充当できますし、任意のタイミングで購入してもいいでしょう。

 現在大量のポイントを持っている場合は、一気に投入するとタイミングによっては短期間で大きく下落するリスクもあります。例えば年末年始ごろに一括購入した場合、1~2カ月で世界株投信でも▲10%程度の下落を被りました。逆に2020年3月のような暴落後は、一括投資だと大きなリターンを獲得可能です。

 現時点では、よほど大量のポイントを持っていない場合は、毎月、積み立て投資でいいと考えています。タイミングリスクを抑制したい場合、米国の中間選挙年のアノマリーでは4~9月は軟調な傾向があるので、多額のポイントを持っている場合は、分割して、今・6~9月と買うのも選択肢です。

 なお、2009年から続く大局的な上昇相場は13年目となっており、過去の事例ではリセッション入りが遠くない時期に差しかかっています。2023~2027年あたりに訪れると予想している大天井の後は、数年~10年の長期低迷に陥るリスクもあるので、そのような状況に陥った場合、スポット買い&スポット売りのスイングトレードでしのぐのも有力な選択肢です。