今週の指標:NYダウ(ダウ工業株30種平均)

 先週の予測では、2月10日(木)、11日(金)と2日続けて500ドルを超す下げとなったことで、このような状況を織り込みながらNYダウが戻り歩調を鮮明にすることができるかがポイントとしました。

 結果的に2月15日(火)は、ウクライナの地政学的リスクがやや和らいだとして、NYダウは+422ドルの3万4,988ドルと4日ぶりに反発しました。

 しかし、17日(水)になるとウクライナ情勢が緊迫化し、NYダウは▲622ドルの3万4,312ドルと今年最大の下げ幅を記録しました。週末は引き続きウクライナ情勢への懸念から、NYダウは▲232ドルの3万4,079ドルと3日続落で引けました。

 今週は、金利動向やウクライナ情勢に注目となります。

 ウクライナ情勢やFRBの利上げペースの思惑から神経質な展開が続きそうです。五輪終了直後に警戒されている通り、ロシアがウクライナを侵攻すれば一段安となります。それは今年、3回から6回への利上げを織り込みつつあるということにもなります。