ランキング上位の銘柄について、最近の動向を確認!

アップル(AAPL)

出所:楽天証券ウェブサイトより(直近6カ月間日足チャート)

 日本時間1月28日早朝(現地時間27日引け後)に、アップルは2021年10-12月期(第1四半期)決算を発表しました。

 新型コロナウイルスの感染拡大と半導体不足によるサプライチェーン危機を受けながらも、売上高、EPS(1株あたり純利益)ともに市場予想を上回る好決算でした。

 第1四半期の売上高は、前年同期比11%増の1,239億ドル(約14兆2,800億円)で、四半期過去最高を記録しました。1株当たり純利益も、前年同期と比較し2桁の成長を果たしました。

 好調な決算発表の翌日(現地時間28日)、同社の株価は7%高の170.33ドルと、2020年7月31日以来の大幅上昇となりました。

 世界的に5Gが加速する中、iPhone13シリーズの発売はアップル全体の売上高に大きく貢献しています。しかし、地域別売上高を見ると、中国市場や米国では前年比で2桁増でしたが、なぜか日本市場だけは失速しているようにみえます。

 今年9月にiPhone14シリーズの新品発表はあるのでしょうか、引き続き注目していきたいです。

ウーシー・バイオロジクス(2269)

出所:楽天証券ウェブサイトより(直近6カ月間日足チャート)

 ウーシー・バイオロジクスは中国のバイオ医薬品の受託開発・製造サービス大手で、ハンセン指数の構成銘柄に採用されています。モノクローナル抗体や抗体薬物複合体(ADC)、二重特異性抗体などを使う新薬の開発に強みを持っています。中国国内だけでなく、英アストラゼネカや米ジェネンテックなど世界製薬大手も主要顧客となっています。

 同社は昨年12月16日に、発行済み株式の10%を上限に、最大で5億米ドルを投じて自社株買いを実施すると発表しました。1月5日までに市場取引を通じて合わせて自社株式4,505万8,000株を取得し、取得総額は上限の5億米ドルを上回りました。

 世界各地でオミクロン株の感染が拡大される中、同社は新型コロナのワクチンおよび経口薬の世界需要の高まりを背景に、2021年通期決算で純利益が前期比倍増となる見通しを明らかにしました。