今週の指標:ドル/円
先週末は、1月雇用統計の改善を受けて利上げ観測が強まり、115.42円まで上昇しました。雇用統計は市場予想を上回り、過去2カ月分も大幅に上方修正されたほか、平均賃金も予想を上回ったことで、3月のFOMCで利上げ観測が高まりました。
年内の利上げ観測も一段と強まったことで、金利上昇に伴うドル買いは強含み、底堅く115円水準でのもみあいが続くかもしれません。
先週の動き
週始めは、前週のFRBによる強い利上げ発言を受けて、ドルが買われ1月31日(月)には、1ドル=115.59円まで上昇しました。
その後は、ドル買いは落ち着き、3日(木)までは、114~115円の間のもみあいとなっていました。
しかし、4日(金)は、1月雇用統計が堅調だったことで、インフレ高進の警戒から再び利上げ警戒感が出て長期金利が上昇し、ドルは115.42円まで買われ、引け値は115.22円でした。