今週の指標:日経平均株価
先週の予測では、米株式の反発に合わせて日経平均も反発するが、いったん大きく下げたことで戻り売りが多く、以前のように一方的に戻してはいかないとしました。
1月27日の2万6,044円の安値から2月2日の2万7,564円まで上昇し、その後は上値重く2万7,000~2万7,500円のレンジでのもみあいとなりました。チャートの形からの戻りは三角保ち合いの中の下限である2万8,000円水準が1つの大きなフシに当たります。
今週は、2万6,500~2万8,000円のやや広いレンジの中で大きな上下動の可能性があります。それは、FRBによる積極的な利上げスタンスが、明確になっているにもかかわらず、上限がハッキリしていないことにあります。
FRBによる年内4~5回の利上げ、金融の量的引き締めが意識されることに加え、欧州の利上げシフトへの方向が鮮明になってきているため、日本は当面は、振り回されることになります。足元での上昇の反動や戻り売りの圧力で2万7,500円を超えてくると上値が重くなると考えられます。