2022年1月中に買った&売った銘柄

 ポイント投資で保有している銘柄のうち、1月中に売ったり、ポイントで買い足したりした銘柄とその理由を解説します! 

売った銘柄

 好成績の欄で解説した株式以外で売却した銘柄は以下のとおりです。

▼【ETF】
NF  NASDAQ-100(1545)
NFダウ・ジョーンズ工業株30(1546)
上場米国株式S&P500(1547)

 12月のFOMCの議事要旨発表を受けて、米国株が大きく下落し、中間選挙の年は1~2月のパフォーマンスがよくないアノマリーがあるので売却。このうちS&P500に連動する上場米国株式、NASDAQ連動ETFは下旬に底入れのような雰囲気が出てきたので買い戻しました。

NF TOPIX連動型上場投信(1306)
NF東証REIT連動型投信(1343)
NF日経平均ダブルインバース(1357)
NF日経レバ連動型上場投信(1570)
NF日経インバースETF(1571)

 1月は米国株だけではなく日本株・J-REIT(ジェイ・リート:国内の不動産投資信託)も大荒れとなり、ボラティリティ(価格変動)が激しい日が多い状況でした。

 寄り底(最初についた株価がその日の安値となり、その後、変動せずにその日の取引が終了するケース)となりそうな日は日経レバレッジ、逆に下落しそうな雰囲気の時はダブルインバースETFを購入するなど、機動的に売買しました。

東証マザーズETF(2516)

 1月中旬に、底かと思って購入しましたが、再下落したので一度撤退。その後、1月下旬に再び底入れ(相場が下がるだけ下がり、大底=相場が下げ止まった状態)の雰囲気が出たところで買い戻しています。長期保有はしませんが、短期的にはリバウンドが期待できると考えています。2~4月ごろに適宜、売却予定です。

▼【株式】
日産自動車(7201)
アイフル(8515)
ヤマダホールディングス(9831)
ソフトバンクグループ(9984)

 東証マザーズが崩壊し、米国株も崩れ始めたので、全体的に下落することを恐れ、上旬に保有していた日産自動車、アイフル、ヤマダHD、SBGを一斉売却。しかし、下旬には底入れの雰囲気も出てきたので、これら4銘柄はすべて買い戻しました。

 SBGは2月8日ごろに発表予定の第3四半期決算が大赤字となるリスクが存在。ただし、ある程度は織り込まれていると考えており、悪材料出尽くしとなるのを期待します。

プレミアグループ(7199)
クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)
ENEOSホールディングス(5020)
丸紅(8002)
三菱UFJフィナンシャルG(8306)

 保有していたプレミアグループ(クレジット関連事業)はレーティングで上昇したところでクローズ。クリエイト・レストランツは株主優待の権利確定日に向けた株価上昇、ENEOSはバリュー投資の観点で購入しましたが、買ったあとに株価が下落し始めたので撤退しました。

 また、インフレ率の上昇期待や金利上昇を受けて、商社株や銀行株が堅調だったので、丸紅と三菱UFJ FGを購入しましたが、月中に崩れたので売却しました。

買った銘柄

 これまで述べたもの以外で購入した銘柄について解説します。

▼【投資信託】
iFree NYダウ・インデックス

 ダウ・ジョーンズ工業株価平均(輸送株・公共株以外の大型株30社)に連動する投信です。NYダウ30連動投信を持っておらず、S&P500と比較するとオールドエコノミー企業が多いので購入してみました。

楽天レバレッジNASDAQ-100(レバナス)

 NASDAQ-100指数(米ドルベース)の値動きに対しておおむね2倍程度となることを目指す投信です。値動きが2倍とハイリスク・ハイリターンで、かつ上がったり下がったりすると基準価格に悪影響が出る点に注意が必要です。

 また、ドル建てなので円安の恩恵は受けられません(逆に円高による損もなし)。ハイリスクなので初心者の方にはおすすめできませんが、商品特性・仕組みを認識した上で購入するのはありだと考えています。

▼【ETF】
WTI原油ETF(1671)

 原油価格の上昇が止まらなかったので、順張りの観点で購入。ただし、相場としては過熱感があり、今後は反落する可能性もあるので、バイ&ホールドではなく、機動的に売買する予定です。

▼【株式】
良品計画(7453)

 無印良品を展開している企業です。1月7日にコンセンサス予想(経済や企業分析の専門家であるアナリストが分析に基づいて発表する業績予想の平均値)に届かない、軟調な決算を発表し、大きく下落した後、下げ止まったようなチャートになったので、打診買い(市場の反応を探るために小口の買い注文を入れてみること)しました。

 ただし、底割れする懸念もあるので、反落したら撤退します。

▼【米国株】
BP PLC ADR(BP)
ペトロレオ・ブラジレイロ・ペトロブラス(PBR)
ダイヤモンドバック・エネルギー(FANG)
ヘス(HES)
パイオニア ナチュラル リソーシーズ(PXD)
YPF(YPF)

 資源の株価上昇が続いていたので、グローバルなエネルギー事業を展開しているBPを新規購入し、また、割安感が強いペトロブラスを買い増しました。その他、エネルギー関連企業の株式をいくつか購入。

ダウ・インク(DOW)
フォード・モーター(F)
リパブリック・ファ-スト・バンコープ(FRBK)
バーテックス・ファーマシューティカルズ(VRTX)

 これらの米国株はバリュー投資の観点で魅力的だったので購入しました。フォードは2000年3月のITバブル崩壊時も、2001年4月まで株価を保った実績があります。FRB(米連邦準備制度理事会)の初回の利上げが決定し、フォワードガイダンス(将来の金融政策の方針を前もって表明すること)が固まるまではバリュー株でしのぎます。

 ただし、インフレ率が落ち着いて、金融引き締めが穏健なものになってきたら、ハイテク株が強烈にリバウンドする可能性もあるので、継続ウオッチしてスイッチングの機会は注視します。

Direxion デイリー S&P 500 ブル3倍 ETF(SPXL)
Direxion デイリー テクノロジー株 ブル 3倍 ETF(TECL)

 S&P500やハイテク銘柄が大きく下落し、長い下ひげ(ローソク足で、実体と呼ばれる始値と終値で囲まれた長方形から下に伸びた線のこと。下値で買い圧力が強まった際に現れることが多い)をつけて底入れ感があったので購入。

 ただし、リスクは高く、原資産が10%下落したら30%下落するのが基本なので、値動きが荒い点に注意が必要です。レバレッジ型ETFや投信は、購入前に必ずリスクを把握しておきましょう。私自身はハイリスク・ハイリターンを総合考慮して購入しました。