今週の指標:日経平均株価

 先週は見て分かりますように、2万7,900円どころで三角保ち合いの下放れとなっています。年末年始まで上げてきた相場が、1月後半に向かって下げることはよくあることで、すでに1月後半まで安く、そこから2月(節分)に向けて上昇を開始する可能性があるとしてきました。

 ただし、米国株式の3月利上げ観測が広がっており、これが今回の下げで織り込まれていれば反発してくる可能性があり、その場合は日経平均もリバウンドに入ります。リバウンドは当面は2万9,000円を目指す動きとなります。

先週の動き

 先週の予測では、引き続き米国では、当面の早期の金融引き締めへの警戒感や急増するオミクロン株の感染拡大の懸念から落ち着きどころを探るとし、三角保ち合いの中で、目先の下値を切っていくとしました。

 当面は2万7,500~2万8,500円の中で、下値を試すとしていましたが、1月19日(水)には早くも2万7,500円を切ったことで、下値を2万7,000円水準に修正しました。

 結局、さらに下値を試す動きとなり、21日(金)に2万7,129円まで下げ、終値は▲250円の2万7,522円と何とか2万7,500円を守りました。これで米国株が反発すればいったん戻る可能性が出てきました。